日本語 中国語

 10月23日午後、「江蘇省文化観光説明会」が中国文化センターで開催された。本説明会は、10月22日より同所で開催している江蘇省文化と旅游局と中国文化センターの共催、江蘇観光(日本)PRセンターの運営による展覧会「江蘇観光文化観光展in東京」の一環として行われた。
 説明会には、中国駐東京観光代表処長の王偉氏、元国土交通省政策統括官で公益資本主義推進協議会理事の舘逸志氏、全日本空輸株式会社営業推進本部中国室理事の朱金諾氏、江蘇観光(日本)PRセンター総経理の李海祥氏などをはじめ、中日の観光界、文化界の人物を中心に約70名が出席した。
 
 説明会はまず、江蘇省常熟に発祥した「虞山派」古琴の演奏から始まった。その淑やかで文雅な音色に会場の全員が惹きつけられる中で、司会が開会を告げた。
 
%e8%99%9e%e5%b1%b1%e6%b4%be%e5%8f%a4%e7%90%b4m

虞山派古琴

 
 次に、主催側を代表して羅玉泉中国文化センター長が挨拶した。羅センター長は挨拶の中で、「中国では江蘇省、江南と言えば水の都として有名だが、揚州の鑑真和上や蘇州の寒山寺など、日本人もなじみ深い地域である。また、一昨年には江蘇省で日本の観光文化月間を開催したこともあり、往来も盛んである。中国が建国70年を迎え、日本も令和を迎えたこの新しい時代、文化観光を通じて中日の交流がますます促進されるよう期待する」と述べた。
 
%e7%be%85%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e9%95%b7%e3%81%ae%e6%8c%a8%e6%8b%b6m

羅センター長の挨拶

 
 江蘇省13都市の紹介では、鮮やかな映像が映し出され、観衆の興味を強く引き付けた。揚子江に沿う南京から南通までと、京杭大運河に沿う揚州から徐州までの2ルートに分けての紹介は、あたかも実際に江蘇省を移動しているような感覚を人々に与え、魅力たっぷりに紹介される各都市の観光地や名産、グルメたちが観衆たちの観光意欲を刺激していた。また、説明会の終わりには江蘇省を代表する舞踊「江南扇舞」が舞われ、観衆の江蘇省への来訪を歓迎した。
 
%e6%b1%9f%e5%8d%97%e6%89%87%e8%88%9em

江南扇舞

 
 説明会の後、人々は江蘇省の伝統的な建築様式をイメージした会場に留まり、江蘇省各地の名産品の展示を見、茶や香酢、菓子など江蘇省の名産を味わい、無形文化遺産を体験し、五感すべてを使って文旅融合した「水の江蘇」をじっくりと味わっていた。
 
%e4%bc%9a%e5%a0%b4%e3%81%ae%e6%a7%98%e5%ad%90m

会場の様子

 
 「水の江蘇」を存分に味わえる「江蘇文化観光展in東京」は10月25日まで開催される。


期日: 2019/10/23 〜 2019/10/23
時間: 14:00~15:30
会場: 中国文化センター
ページトップへ