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  9月21日、22日の二日間、年に一度中国を紹介する日本最大規模のイベント「チャイナフェスティバル2019」が東京代々木公園で開催、延べ15万人が本場の中国を味わおうと来場した。21日の開幕式には今回の実行委員長を務める孔鉉佑中国駐日本大使、実行委員会最高顧問を務める福田康夫元首相、実行委員会事務総長を務める青柳陽一郎衆議院議員などなど、錚々たる顔ぶれが出席した。会場には中国国内の団体も含め、中日両国の100団体近くによる精彩を極めるブースが立ち並び、来場者たちにとっては中国の文化、グルメ、観光、物産などに触れる最上の機会となった。
 

チャイナフェスティバル2019開幕式

  今回、中国文化センターは中国駐東京観光代表処と共に、文化と観光の一体化「文旅融合」をテーマとしたハイレベルで多面的な出展を行った。特色ある中国文化の体験だけでなく、中国航空、東方航空、南方航空など6つの主要航空会社による中国各地の観光地を紹介するコーナーをブースに設け、さまざまな土地の文化やグルメなどを楽しみながらその土地の観光路線などを知ることで、来場者に「文旅融合」した中国の魅力を紹介した。
 

センターのブースに立ち寄る孔鉉佑大使

  また、今回は天津市文化と旅游局が「天津シルクロード芸術団」を伴って参加し、チャイナフェスティバルのメインステージで様々な演目を披露した。観客たちは精錬された武術に中華民族の卓越した心技体や不朽の智慧を感じ、現代的要素を取り入れてより麗しく改編された「春江花月夜」に伝統楽曲に対する認識を改め、会場全体を自在に使った滑稽劇に爆笑し、そして舞踊「一曲新詞」が表現する中国古典芸術の伝統的な深みのある美意識を味わい、そのすべてに大きな拍手と称賛を送っていた。
 

天津シルクロード芸術団

  さらに、中国文化を味わってもらうため、センターのブースでは「盤扣」「剪紙」「吉祥干支塗り絵」の文化体験コーナーも設けた。盤扣体験では天津より無形文化遺産の継承人を特別に招き、盤扣技術を現代的に応用したブローチを制作。剪紙体験は日本の中国人留学生の協力の下、はさみ一つで様々な縁起物を切り上げた。そして「吉祥干支塗り絵」では、子供たちに自由に塗り絵を楽しみながら「十二支とは何か」を学んでもらう機会を提供した。いずれの体験も毎回定員オーバーの人気を博し、参加者たちには自分たちが一心不乱に制作した作品だけでなく、忘れられない思い出も持ち帰ってもらえたようだった。
 

センターブースの剪紙体験

 
  「チャイナフェスティバル2019」は相互交流、相互理解をより深めていくためのプラットフォームとして、また、多くの人々に中国の文化や観光を丸ごと体験してもらう「文旅融合」の盛宴として、中日両国の人々の心をさらに近づけた。閉幕間際になっても会場に残る多くの人々の姿には、まだまだ中国を味わい足りないという強い思い、そして来年の「チャイナフェスティバル」に対する更なる期待が見て取れた。
 

フェスティバル全景


期日: 2019/09/21 〜 2019/09/22
時間: 10:30〜20:00
会場: 代々木公園
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