
2026 年 7 月 13 日、賞心堂(マカオ)書画会主催の展覧会『百花盛開,福滿人間——賞心堂花鳥精品展』が中国文化センターにて盛大に開幕した。
本展は、嶺南画派が日本と築いてきた百年にわたる文化交流の歴史を受け継ぐものである。嶺南画派の先駆者・高剣父はかつて日本に渡り絵画を学び、東西の技法を融合させた独自の画風を確立し、広東・香港・マカオと日本をつなぐ重要な文化の絆となった。今回の展覧会には約百点の優れた作品が集められ、二部構成で展示されている。広東省美術家協会副主席の劉富業は、蓮、梅・蘭・竹・菊、泳ぐ魚などを題材とした写意花鳥画 60 点余りを出品。清らかで繊細な筆致が東洋の文人画の風情を余すところなく表現している。一方、在日芸術家の劉元紅は独自の墨彩牡丹シリーズを披露。東西の色彩技法を融合させた「元紅牡丹」は荘重で華やかな雰囲気を持ち、複数の作品が国賓館に永久収蔵されている。二人の作品が共に「花が咲き誇り、幸せが人々に満ちる」という美しいテーマを体現している。

開幕式には中日各界のゲストが多数列席し、中国文化センター主任の羅玉泉、日中協会顧問の瀬野清水、日本華人美術家協会会長の王子江、在日華僑団体代表の陳隆進ら文化界・華僑界の代表者が一堂に会した。広東省美術家協会をはじめ国内複数の美術機関から祝状や祝花が届けられた。登壇した各ゲストは順次挨拶を行い、書画芸術が民衆の心をつなぐ架け橋としての独特な価値を強調。本展が嶺南画派と日本の交流史を振り返り、両国芸術家が深く対話する場を提供する意義を語った。中国美術家協会前分党組書記の徐里はビデオメッセージで祝辞を寄せ、筆墨を通じて中華の美意識を世界に伝えることを期待した。


式典は厳かで多彩な内容で構成された。二人の芸術家は代表作『桜ひらひら池に舞い、錦鯉楽しむ』『吉祥平安』を東京中国文化センターに寄贈し、羅玉泉主任より収蔵証書が授与された。開幕式の最後には、ダンス、マジック、合唱、漢詩朗読など中国伝統芸能のステージが披露された。また会期中には団扇絵付けなど体験プログラムも設置され、日本の一般市民や在日華僑が間近で伝統書画の魅力に触れる機会となった。


開幕式終了後、ゲストは展示室へ移動し、二人の作品をじっくり鑑賞した。来場者からは、単なる作品展示に留まらず美術を通じて文化の隔たりを和らげ、中国の花鳥画と牡丹が持つ吉祥文化の深い底蕴を海外の人々に理解させる素晴らしい企画だとの声が上がった。
近年、中日民間の芸術交流はますます深まっており、東洋共通の文化シンボルである書画は両国の人々の距離を縮め続けている。本展は嶺南画派の越洋交流という歴史の脈絡をたどると同時に、現代的な花鳥画・墨彩作品を通じて中華書画の海外発信の道を広げ、筆墨を媒介、花鳥に情を託し、新時代の中日友好交流に長く息づく生き生きとした文化の力をもたらしている。



