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 2月19日午後、西泠印社美術館、杭州金石全形拓無形文化遺産保護発展センターならびに日本華人文聯の共同主催する「無形文化遺産——中国全形拓国際芸術交流展」が中国文化センターで開幕した。
 

記念撮影

 
 開会式には、高原龍一日本華僑華人社団連合会執行会長、羅玉泉中国文化センター長、山下方亭西泠印社名誉理事、小朴圃西泠印社名誉社員兼日本篆刻家協会副理事長、陳大中西泠印社理事兼中国美術学院教授、長粂雅人産経国際書会事務局長、草津祐介東京学芸大学副教授、河内佐毅東洋大学副教授、高小飛全日本華人書法家協会主席と呉敏中同会副主席、趙軍杭州金石全形拓無形文化遺産保護発展センター理事長、馮弼元同センター副主任、羅鵬同センター副秘書長などが出席した。
 
 趙軍杭州金石全形拓無形文化遺産保護発展センター理事長、林立東京印社社長、羅玉泉中国文化センター長、山下方亭西泠印社名誉理事がそれぞれ挨拶を述べ、口々に「より多くの中日両国の人々が全形拓を知り、その文化性を理解し、全形拓の伝承、研究、創作や交流を通じて中日文化交流に彩を添えることを願う」と語った。
 

挨拶の様子

 
 また、式中では浙江省無形文化遺産である「全形拓技芸」の継承者である羅鵬氏による全形拓の実演が行われた。器物に刻まれた文様をデッサンや絵画技法、表装などの様々な技芸を複合して平面の紙の上に立体的に写し取っていく羅氏によれば、全形拓は器物の情報を保存するだけでなく、題跋や絵画などを添えることで、学術的価値と芸術的価値を併せ持った新しい芸術作品となるのだという。
 

題跋と全形拓実演

 

作品の展示

 
 「無形文化遺産——中国全形拓国際芸術交流展」は、杭州金石全形拓無形文化遺産保護発展センターと西泠印社美術館が2023年5月に東京で開催した「『襟呉帯泠』中日篆刻·印鈕彫刻交流展」に続く「襟呉帯泠」シリーズのイベントだ。主催側が言うように、伝統文化の保護と継承と並行して創新にも力を注ぐことで、若い芸術家たちに国際文化交流の機会をより多く提供できることを願っている。
 


期日: 2024/02/19 〜 2024/02/22
時間: 10:30〜17:30(最終日は13:00まで)
会場: 中国文化中心
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