3月20日午後、日中健康文化交流促進協会主催でNPO 法人東方芸術交流会共催の「中日平和友好条約締結45周年記念 日中パンダ芸術書画交流展」が中国文化センターで盛大に開催された。
集合写真
パンダは中日友好のシンボルで、文化の使者である。今年2月に上野公園や和歌山県の4頭のパンダが中国に旅立った。2022年は中日国交正常化50周年、2023年は中日平和友好条約45周年の記念すべき年である。この記念すべき時期に中日の芸術家がパンダ作品を展示することに意義があり、両国の平和と友好の絆がより深いものとなることを願い本展の開催に至った。
開幕式には、中国駐日本国大使館文化部二等秘書官王賀氏、中国文化センター羅玉泉センター長、一般社団法人日中協会理事長瀬野清水氏、公益社団法人日中友好協会常務理事永田哲二氏、国際政治経済学者で前参議院議員浜田和幸氏、中国京劇人物画家李文培氏、全日本水墨画美術協会会長王子江氏、篆刻芸術家馬景泉氏、日本東京国際書画文化芸術交流会会長金城廣開氏、芸術家陳起昌氏、芸術家劉元红氏、日中文化交流センター理事長で芸術家呂娟氏、一般社団法人日中精武会連盟会長常松勝氏、東方芸術交流会代表田偉氏、日中健康文化交流促進協会会長邵麗君氏他100名近くが来場した。
中国駐日本国大使館文化部二等秘書官王賀氏は「パンダは長年中日友好のあかしとして日本国民に愛されてきた。中日友好平和条約45周年を迎える本年、本展により中日関係の更なる改善を望むと同時に、大使館はますます多くの人々が中日友好活動に参加、協力し、中日関係が緊密になっていくようサポートしていく所存である。」と述べた。
王賀氏による挨拶
中国文化センター羅玉泉センター長は「本日これほど多くの人が集まったのはパンダの魅力によるものだろう。先月、上野のシャンシャンや和歌山のエイメイたち3匹、計4匹が中国に帰国したことをうけて、関西テレビが貴州に帰ったカイヒンの取材がしたいというので、センターもその仲介を請け負った。中日平和友好条約締結45周年となる本年、パンダによって中日両国民がより深く心を通わせることを望む。」と語った。
羅玉泉センター長による挨拶
一般社団法人日中協会理事長瀬野清水氏は、「シャンシャンやエイメイたちが帰ってしまい寂しさを感じていたが、今日この会場に来て何十倍ものパンダに会えてとてもうれしく思う。」と述べた。
瀬野清水氏による挨拶
公益社団法人日中友好協会常務理事永田哲二氏は、「平和友好条約の事前分を引用し、国際関係の変動激しい昨今、先達たちの遺志を継ぎ、手を携えてゆけば更なる友好関係を築いてゆくことができる」と述べた。
永田哲二氏による挨拶
国際政治経済学者で前参議院議員浜田和幸氏は「パンダはよく日中友好の使者と言われるが、「パンダ外交」と言われるようにパンダの氏名はもっと大きい。我々もパンダの担う世界平和とその癒しの力に預かりながら、日中の友好関係を推し進めていこう。」と語った。
浜田和幸氏による挨拶
中国京劇人物画家李文培氏は「パンダの丸々としたかわいい姿や動作、熊でありながら笹を主食とする草食動物のような親近感、陰陽を彷彿させる白黒の模様、そして古来より美化、神格化されてきた芸術的形象の歴史など、それらすべてがパンダが世界中の人々に愛される理由である。帰国するシャンシャンに会うため多くの日本人が上野動物園に駆け付け、涙を流した。私はその光景に「真の友好は民間にある」と確信した。」と述べた。
李文培氏による挨拶
中健康文化交流促進協会会長邵麗君氏は、日本を象徴する桜の咲く季節に、中日友好の使者であるパンダをテーマとする展覧会を開催できたことを心から嬉しく思う。これからも中日友好のため力を尽くしていこうと来場者に語り掛けた。
本展主催団体代表 邵麗君氏による挨拶
テープカット
テープカットの後、ステージ演目も行われた。
柴崎眞光氏率いる団体による「太鼓の響き」
陳龍章氏氏率いる団体による二胡演奏と京劇パフォーマンス
原田美和子氏と黒田由貴子氏によるヴァイオリン演奏
中村広氏と大畑作儒によるエアロフォン合奏「茉莉花」
田偉氏と中野恵氏による「中国清朝宮廷舞」
王寧静氏による独唱「牧羊曲」
笨鳥組合による合唱「送別老師パンダ」
中川喜美氏によるソーラン節
中日の芸術家がパンダに関する約100点の作品を展示している。展示は3月24日まで。
期日: | 2023/03/20 〜 2023/03/24 |
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時間: | 10:30〜17:30(3/21close、3/24~13:00) |
会場: | 中国文化センター |