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 2月13日午後、中国文化センターにおいて、中国戯曲シリーズ講座の第1回目として、明治大学の加藤徹教授による講座「中国戯曲の歴史と京劇」が行われた。
 
 日本では知名度の高い京劇だが、それ以外にも中国では各地方にそれぞれの地方劇があり、それを総称して「戯曲」と呼んでいる、と解説。その代表的な戯曲でもある昆曲や京劇の独特な発声について、加藤教授自ら発声を模しながらユーモアたっぷりに解説し満席の会場を楽しませた。
 
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京劇の特徴的な発声を見事な高い声で再現する様子

 
 また、日本の伝統芸能やシェイクスピアなど世界の演劇と比較しながら、相違点や類似点を分かりやすく述べた。そして中国戯曲と京劇がどのように発展したかを捉えた上で、歴史ある中国戯曲の特徴と魅力を語った。
 
 シリーズ2回目は、3月14日の15時から「京劇の様式美」をテーマとして京劇の動作の形や意味について熟練の京劇俳優である張桂琴が実演を交えて講座を行う。
 
 3回目以降の内容は、外国人初のプロ京劇俳優になった日本人俳優・石山雄太を招いて、日本でも人気の高い孫悟空の魅力を紹介する。また、昆曲や黄梅劇を専門とするプロを招いて京劇以外にも歴史のある戯曲を紹介する予定。
 
 中国文化センターの“中国戯曲シリーズ講座”は2月にスタートし、全6回にわたり講座を開く予定。


期日: 2018/02/13 〜 2018/02/13
時間: 15:00~16:30
会場: 中国文化センター
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