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インターネットは誕生以来、急速に普及し、現代人に不可欠なものとなっています。その膨大な情報から、どのようにして自分が欲しい情報を手に入れればよいのでしょうか?検索エンジン以外に、ナビゲーションサイトも選択肢の一つかもしれません。
 
ナビゲーションサイトはインターネットが現れた初期段階から存在するものです。当時は検索エンジンの機能がまだ今日ほどではなかったし、ネットに慣れていない人も多くいました。そのため、様々にカテゴライズされたサイトへダイレクトにアクセスできる「ナビゲーションサイト」というものは、インターネット初・中級者向けに有用であるとされました。YouTubeなどの「鉄板」サイトだけでなく、知名度の低いサイトでも有用と判断されれば掲載されるので、検索エンジンで情報を得ることが苦手な人や、欲しい情報が明確なユーザーにも有益です。
 
世界中のナビゲーションサイト利用者のうち、最多数を占めるのは中国人です。現在中国で最もよく使われているナビゲーションサイトは、1999年に公開された「hao123」です。ナビゲーションサイトとしては最初期に作られたものです。このサイトを起こした人は当時、中国のネットカフェで働いていました。彼はその利用者の多くが、自分の必要とする情報に辿りつけない場合が多いことに気付き、このナビゲーションサイトを作り上げました。「hao123」の“hao―ハオ”は漢字で “好”と書き「よい=good」の意味をもちます。この馴染みやすくて覚えやすいサイト名は、シンプルなデザインの使いやすい環境を表しているかのようです。2004年8月31日には中国ネット大手「Baidu」に買収され、ネットに不慣れな中高年層に人気を博しつつあります。
 
ナビゲーションサイトは検索エンジンで情報を得ることが苦手な人や、欲しい情報が明確なユーザーに役に立つだけでなく、情報先の国の言葉や事情が詳しくない人にも、一番便利な入り口だとされています。皆さま、最初の一クリックナビゲーションサイト「hao123」、いかがでしょうか?
 

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