「甲骨文は中国で発見された最古の成熟した文字系統である。漢字の始祖であり、中国の優秀な伝統文化の源流である甲骨文は、一層重視し、継承、発展させていくに値する。」
甲骨文発見120周年を迎えた2019年、甲骨文に代表される中国の優秀な伝統文化の継承と発展を促す習近平国家主席の宣言に呼応すべく、中国文化センターでは日本甲骨文書道研究会との共同主催で「第一回東京国際甲骨文芸術祭」を開催しました。20か国以上の書道家や専門家が参加し、多層的、多角的、多方式に中国の漢字文化を広める国外最大規模の交流活動となり、インターネット上や多種メディアでも報道され、社会の高評価と大きな反響を呼びました。
※前回の様子
そして、日中国交正常化50周年となる本年、中国文化センターと日本甲骨文書道研究会、浙江省甲骨文学会が共同主催する「第三回東京国際甲骨文芸術祭」を中国文化センターで開催する運びとなりました。今回はいろんなイベントで、視覚、聴覚、体験等を通して多角・多内容・多方式に「世界記憶遺産・甲骨文」の芸術表現を展示、宣伝、紹介します。
【芸術祭内容】
・書法展「御風而行――東京国際甲骨文書法展・日中50人」
期 間:2022年12月5日(月)~12月13日(火)
時 間:10:30~17:30(最終日は13:00まで)
内 容:中国と日本两国の芸術家による甲骨文芸術作品50点
・甲骨文に関する常設ビデオ上映
・各種イベント・講座等 ※申込の区分は以下の表をご参考ください。
※イベントへの来場参加はそれぞれ要申込、オンライン視聴は申込不要です。
なお、体験講座へは汚れてもよい服装でお越しください。
12月5日(月)
– 15:00~17:00 開幕式および記念揮毫
12月6日(火) 同時オンライン配信
– 10:30~11:30 基調講演「甲骨文で書道芸術革新」
張大順(日本甲骨文書道研究会会長)
– 11:35~12:35 専門家ビデオ講演「中国甲骨文書道現状について」
韓天雍(浙江省甲骨文学会会長 中國美術學院教授)
– 13:30~15:30 パネルディスカッション「甲骨文書道について」
張大順(日本甲骨文書道研究会会長)、須藤玉誠(日本書鏡院常務理事)、
鈴木漢舟(書道芸術院審査会員)、内田刀穂(甲骨文書道亀鑑塾教授)、
園山絢上(了徳寺大学非常勤講師)、荻野目魯雪(甲骨文書道亀鑑塾教授)
– 15:40~16:20 創作実演
園山絢上(了徳寺大学非常勤講師)、國分絮虹(短詩人・女流書家)
12月10日(土) 申込ページ
– 13:00~14:30 甲骨文篆刻体験 増子城山(日中書画印研究会名誉理事)
– 14:40~16:00 甲骨文刻字実演 石塚蓬人(日本甲骨文書道研究会評議員)
12月11日(日)午前 申込ページ
– 10:30~11:30 甲骨文書道講座 千代光之(甲骨文書道亀鑑塾教授)
12月11日(日)午後 申込ページ
– 13:00~14:30 甲骨文十二支切り紙体験 鄒麗萍(中国写生会日本分会副会長)