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 「東方のピカソ」とも称される中国農民・漁民画は、中国各地に生きる農民・漁民が実際の生活を創作の源泉にして、伝統的な美意識、造形、技法、色彩を基礎としながらも現代的観点を融合し、各地の民俗を養分にして育ててきた絵画芸術です。
 
 本展覧は当センターが収蔵する中国農民画の作品のうち、浙江省嘉興市と舟山市の農民画・漁民画の傑作50点を展示いたします。嘉興市と舟山市は1988年に中国文化部が「中国現代民間絵画の郷」と定めた国内54の市区県のうちの二つで、肥沃な長江河口に位置します。杭州湾に面する大運河の出入口である嘉興市と遣唐使たちの経由地ともなった舟山群島。そこに暮らす彼らの絵画は、構図の奇抜さや誇張表現、強烈な色彩がひときわ目を引きます。しかし、その生き生きとした表情や歓喜に満ちた牧歌的情緒からは、農漁生活を営む人々の朗らかな優しさと純朴な大地や海の香り、そして画家自身の明るい未来への希望を感じることができるでしょう。
 
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 主催:中国文化センター
 共催:浙江省文化・観光庁

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