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景徳鎮高温顔色釉と青白磁の紹介:

 景徳鎮は世界屈指の磁器の都であり、磁器製造は1700年以上の歴史があり、国家級無形文化遺産にも登録されています。今年6月に東京で開催された青花、玲瓏、粉彩展に続き、本展では現在の景徳鎮における最高工芸レベルの高温顔色釉磁と青白磁をご紹介いたします。
 景徳鎮で焼造される高温顔色釉磁は、景徳鎮の伝統的四大名磁器の一つであり、異なる金属酸化物を添加した異なる着色剤の釉薬を用い、適度な温度と火力で焼成し、色合いの異なる釉面を作り出しています。その釉色は色彩豊かで際立つ美しさから、「人造の宝石」と称されています。
 青白磁は宋の時代に景徳鎮窯を代表として焼成された独特の風格を持つ磁器です。釉色は青と白の二色の中間で、青みを帯びた白、白みを帯びた青であることから、青白磁と呼ばれています。青白磁の登場は、中国の高温で焼成された硬質で精巧な磁器文明を切り開き、千年以上の間、景徳鎮陶磁地区は工芸と文化をリードする地位にあり、その基礎の上で、景徳鎮磁器の「玉のような白さ、紙のような薄さ、鏡のような明るさ、磬(中国古代の石製打楽器)のような音色」という工芸的特徴を形成してきました。

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