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 本年、中日国交正常化50周年という節目を機に、「【風月同天】郭允、汪汀、馮学敏写真展」を開催する運びとなりました。「風月同天」はご周知のとおり1300年前に日本の長屋王が詠んだ四言絶句詩の一句であります。今回、私たち三人が初心を思い出し、承前啓後し、未来と向き合い、私たちの撮影芸術に捧げる人生が中日文化交流の一助となる、そんな願いをこの一句に託し今回の展覧会の主題といたしました。

 「幾朶青山を畏友と成し、一窓の白日初心を照らす」と申します。郭允、江汀、馮学敏はともに1980年代、改革開放という時代の風に乗って北京・上海から日本へと渡ってまいりました。同じ志が引き合った三人は日本でしだいに交流を深め、決して平たんとは言えなかった日本での30余年、一つの目で故郷の発展と変化に注視し続け、もう一つの目で日本の世情の移り変わりを観察し続けてきました。そして、ファインダーを通じて中日両国民の相互理解や相互信頼などのメッセージを送り続けてきました。

 本展では、郭允、江汀、馮学敏の三名がそれぞれのテーマで中日文化を撮影した60作品を展示いたします。これにより中日文化芸術交流という大きな流れにおいて輝く水しぶきを上げられればと願っております。そして、「風月同天」「天涯比隣の若し」の句の通り、中日友好が深く根を張り、葉を大きく広げ、中日文化交流が百花咲き競うことを心より願っております。

 

 

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