実りの秋を迎える十月、王子江父子による「山水清音・抒情的大自然 ——王子江・TANKA二人展」が中国文化センターで開催します。二人のアーティストによる大自然の美と抒情の交流を披露します。
王子江は学が深いことで著名な旅日アーティストで、本展では江南の美しい風景を描いた新作水墨山水画を出展予定。彼の絵からは、紙の中に世界のすべてを収めたような「可行、可望、 可游、可居」という伝統山水画の美学の髄をうかがえることでしょう。
また、TANKAの写真作品は撮影対象の思いもよらない静謐さや神秘を表現しており、作品から伝わる情緒や状態からは「乾坤自在、彼我合一」の境地が連想されます。
親子によるテーマや目的を一つにした二人展。絵画と写真、伝統と現代という違いはありますが、どちらも源を同じにする視覚造形芸術であることが感じられるはずです。
王子江作品
TANKA作品
王子江
1958年北京生まれ。中国芸術研究員訪問学者、日本100m水墨障壁画創始人、日本国際文化芸術教育協会高級顧問、日本水墨芸術協会会長、北京美術家協会会員、日本美術家連盟会員、NHK水墨画講師、日本宝塚大学美術学部客員講師。
TANKA
東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域を卒業後、コンテンポラリーアート 領域で企画展、国内外アートフェアーなどに出展。コマーシャルアート領域で CM、アニメ映画、美術誌連載などを手がける。
◎会場へのアクセスは、当センターのホームページをご覧ください。
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