今年は中華人民共和国成立75周年であり、日本華人美術家協会設立4周年でもあります。この機会に、日本華人美術家協会と東京中国文化センターは共同で「扶桑縁」2024日本華人美術作品展を開催します。展覧会では、華人アーティストたちが心を込めて制作した書画作品を展示し、彼らの「中国心・家国情」を表現します。また、日本の友人や在日華人の皆さんに、華人アーティストの生活感悟や芸術探索を伝え、交流と相互理解を通じて、平和で友好的な橋を共に築けることを期待しています。
主催者は展覧会の内容を豊かにするため、展覧会期間中に特別に4回の華人美術家による講座を開催します。事前の申し込みは不要で、興味のある方々のご参加をお待ちしております。
【講座➊:砂絵の不思議な魅力】
時間:2024年12月12日(木) 13:00~14:30
講師:蔡暁華――砂絵作家、「暁華砂絵工房」創設者、日本華人美術家協会理事、日中水墨画協会常務理事。
内容:砂絵は 20 世紀末に生まれ、芸術表現の一形態として近年急速に発展しました。砂絵は新興の視覚芸術形式として、その柔軟で感力の高い表現により、観客に広く愛され、注目されています。この講座では、砂絵アーティスト自らが砂絵アートの創作コンセプトや芸術的特徴、技法などを実演・解説し、鑑賞・体験しながら交流・コミュニケーションを図ることができます。
【講座➋:東西方文化芸術の区別と東西方書画芸術融合の意義】
時間:2024年12月13日(金) 13:00~14:30
講師:劉元紅――中国国家一級画家、日中書画学院副院長、東京国画学院墨彩画研究生講師、台北中華書画芸術学会文化顧問、韓国美術人協会顧問。
内容:中西方の文化は思考方法、価値観、そして芸術表現において異なりがあります。中西の書画芸術の融合は、芸術表現の深さと幅を広げるだけでなく、文化の相互理解を促進し、芸術の革新を推進することができます。この講座では、牡丹を例に挙げて、中西融合の技法を用いて牡丹の芸術的表現力を示し、美しい吉祥の意味を伝えます。
【講座➌:書画同源ーー「壁書」の起源と発展】
時間:2024年12月16日(月) 13:00~15:30
講師:徐家康――中国書道家協会会員、北京大学中国語学部客員研究員、中国国家画院程大利スタジオ画家、北京栄宝寨絵画学院画家、日本華人美術家協会会員
内容: 中国書道の歴史を調べ、過去の王朝における書道の姿勢の進化を整理し、様々な書道の姿勢の長所と短所を探り、作者自分自身の長年書道実践と経験を組み合わ
せて、書道の模写を講義し実演します。さまざまな書道スタイルの壁書道を紹介し、健康的な書道ライフを提唱します。
【講座➍:書道芸術の変遷と継続】
時間:2024年12月17日(火) 13:00~14:30
講師:沈強――日本産経国際書道協会理事、篆刻検定員、日本中国書道家協会副会長、日本中国篆刻協会副会長、日本華人芸術家協会理事。
内容:書画同源は中国の書道と絵画で使われる用語であり、両者の出現と発展は相互に補充ています。この講義では、伝統的な中国の書道芸術とさまざまな書道の進化を紹介します。また、西洋の色彩と東洋の墨を融合して、独特の現代的な意識を生み出す絵画的な書道、つまり彩墨書のアートも紹介します。
卓民氏の作品
王子江氏の作品
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