イベント案内

翰逸神飛東京展

【イベント 展覧会】

　徳は孤ならず必ず隣あり。中日友好には長い歴史があります。
　文化の交流は、人々の相互理解と親密さを深める重要な絆でいます。中国書道家協会会員で広東省書道家協会副会長の蘇鑑良氏が弟子たちを導く2010年11月に中国マカオ池畔書道研習社（以下、池畔と称する）を創立しました。中国の伝統文化と芸術を広め、国とマカオを愛し、台湾海峡両岸の四つの地域と国際舞台における友好国との文化交流を促進することを目的としています。池畔書道研習社は設立以来、展覧会による交流に力を入れ、北京、上海、浙江省杭州、河南省開封、江西省撫州、さらに日本東京や台湾高雄でも展覧会を成功に導いきました。
　蘇先生は生徒を分け隔てすることなく指導を行い、百の流派から学んで基礎を固め、自分なりのスタイルを作ってみることを支えています。中国マカオ政府主催の大規模な展覧会に積極的に参加するほか、良い成績の生徒を招いて師弟展を開催して生徒を励ましています。2019年8月には、「己亥翰逸神飛――蘇鑑良、郭郭善美、欧陽耀光、劉玉威の四人書道展」を中国マカオの盧廉若公園の春草ホール初開催し、大好評を博しました。こちらの展覧会は池畔の毎年恒例のブランド展となり、海外でも相次いで展示され、書道仲間にとって必ず訪れる書道交流の場となっています。
　書道は中日両国共通の文化要素で、両国民の友好交流の重要な担い手となります。中日両国の書道交流を促進するため、2020年5月東京中国文化センターは中国マカオ池畔書道研習社を招き、「翰逸神飛書道四人展」を開催しました。その際、中日友好に長年尽力されてきた鳩山由紀夫元首相から「和平友爱」を賜り、2020年12月に東京中国文化センターで展示会を成功させたことで、広く報道され、社会からの好評を得られました。
　現在、国際社会は政治、経済、文化交流の面で繁栄しています。中国マカオ特別行政区文化発展基金の支援で、池畔の師弟四人が東京中国文化センターにおいて「翰逸神飛東京展」を開催し、漢詩や歌、中国古代の賢人の名文、篆書や隷書を書き、東京の書道愛好家の仲間と分かち合い、中日文化交流の歴史にもまた新たな足跡を残すことになりました。

出展するアーティストのプロフィール
蘇鑑良：中国書道協会会員、広東書道協会副会長、中国マカオ美術協会芸術顧問、松風文化芸術協会常務副会長、現在は池畔の理事長です。書道の奥が深く、行書と草書を得意です。彼は多屏風行書が優れ、驚くほど優美な龍の魅力を余すところなく表現し、草書は雲海から生まれる硯と春風に舞う筆の勢いを表しています。篆書は堅牢で力強く、隷書は簡素で穏やか、楷書は躍動的で優雅、小楷はとりわけ輝きに彩り、気品があります。

蘇鑑良《福徳長寿》 138 x 50cm

郭郭善美：銀行業者を退職した後、筆を走らせ、様々な書風を学び、視野を広げ、書道を絶えず探求し続けています。その中、転調して自由奔放な大字の草書を最も好み、小さくて精緻な小楷に興味があります。現在は池畔の副理事長ですが、仲間の学者たちとともに翰逸神飛の領域を追求しています。

郭郭善美《德不孤必有邻》 138 x 35cm

欧陽耀光：理学修士、元中国マカオ大豐銀行副総裁、マカオ公営住宅委員会副主席、マカオ反マネーロンダリング専門家協会理事長、現在は池畔の副会長です。幼少の頃から漢文に親しみを持ち、詩や歌をよどみなく暗唱できます。流麗でのびやかな草書体を得意です。

欧陽燿光 《 無尽蔵 》138 x 68cm

劉玉威：土木エンジニアリング会社執行役員兼プロジェクト・ディレクター、中国マカオ建設機械工商会監事長、交通諮問委員会委員、タイパ・コミュニティ開発協会名誉顧問、現在は池畔の会長です。中国文化・芸術をこよなく愛し、造詣が深いです。篆書・隷書は起伏に富み、行書は穏やかで優雅に見えます。

劉玉威《野鶴仙人七言聯 》138 x 35cm x 2