本展覧会は“茶の歴史”、“茶の種類”、“茶と生活”の3つから構成されいて、この3つの要素を通して、
茶の物語を掘り下げていきます。
中国では茶を飲む歴史は古く、飲用だけでなく薬用や食用に用いるなど中国人の茶に対する理解と利用方法は奥深く、
茶は中国人の精神と生活に必要不可欠なものです。そしてその製造方法と飲み方も多岐にわたり、それと同時に様々な
茶器製造が発展しました。
中国茶は実に2000種類以上もあり、大きく6つの種類【緑茶、烏龍茶(青茶)、白茶、黄茶、紅茶、黒茶】に分けられ、
それぞれ加工方法が異なります。そしてそれらは種類毎にそれぞれの滋養と個性があり、淹れる温度も異なり、
適切な茶器を用いることで、その神髄を知ることができます。
本展では茶器38セットと銘茶40種類を展示します。更にその際“宋代茶事及茶器”の講座を行い、その中で中国6大銘茶をお見せする予定です。また、茶芸の実演も行い、視覚・触覚・味覚・聴覚の全感覚で中国茶の理解を深めることができます。