「『海上花園・楽動アモイ』アモイ市文化観光プロモーション」盛大に開催

　2024年5月21日午前、アモイ市文化と旅游局、中国文化センターの共同主催による「『海上花園・楽動アモイ』アモイ市文化観光プロモーション」が中国文化センターで盛大に行われた。

　　来賓たちによる記念撮影

　会には、陳諍中国駐日本大使館公使参事官、羅玉泉中国文化センター長、欧陽安 中国駐東京観光代表処首席代表、千葉 信一日本旅行業協会海外旅行推進部副部長、舘林 章博日本旅行業協会海外旅行推進部副部長、瀧口賀子光庁国際観光課アジア市場推進室係長、永田 哲二日中友好協会常務理事、尾崎隆信東京都日中友好協会副会長、陳隆進東京華僑総会会長、陳群厦門航空東京代表処東京支店長、呉啓龍日本福建経済文化促進会会長、城山 清張日本福州十邑社団連合総会会長、潘桂芳日中青少年芸術交流協会理事長など100余名が出席する盛況となった。アモイ側からは、黄碧珊アモイ市文化と旅游局局長、練更生アモイ市人民政府副秘書長、陳秀新アモイ市委組織部副部長、呉目国アモイ市人力資源と社会保障局会計主任、蘇克アモイ集美区人民政府副局長、彭軍アモイ市文化と旅游局対外交流協力処処長、胡進福アモイ航空国際旅行社副総経理などがこの日のために来日した。

南音の演奏に聞き入る出席者たち

　まずオープニングとして、アモイ市の誇る国家級無形文化遺産「南音」の演奏で来場者を出迎えた。南音は前秦の時代に起源し、唐の時代に興り、宋の時代に形式が確立した中国で最も古い楽種の一つであり、出席者たちは唐宋時代の特色を保つ穏やかで柔らか旋律の千古の雅趣に惹きつけられていた。

来賓たちによる挨拶

　次いで、司会者によって来賓が紹介され、主催代表として黄碧珊アモイ市文化と旅游局局長（写真左上）が「アモイは各国文化交流における重要なプラットフォームだ。アモイで皆様の好みに合った過ごし方をそれぞれ見つけてもらえると信じている。ぜひ観光、休暇や体験、または企業投資などに訪れてほしい」と歓迎を述べた後、来賓代表として陳諍中国駐日本大使館公使参事官（写真右上）、千葉信一日本旅行業協会海外旅行推進部副部長（写真左下）、欧陽安中国駐東京観光代表処首席代表（写真右下）がそれぞれ挨拶を述べた。

　陳諍中国駐日本大使館公使参事官はその挨拶の中で「中国や世界の観光業界はすでに回復の兆しを見せている。中日の観光業界の更なる発展と黄局長一行の成果ある訪日を期待する。アモイは観光の街であり文化の街である、行けば必ず五官の保養となる、ぜひ現地でアモイの魅力を楽しんでいただきたい。」と話し、千葉信一日本旅行業協会海外旅行推進部副部長は「アモイは過去から現在に至るまで日本とかかわりの深い街だ。以前訪問した際、アモイの方々から素晴らしいおもてなしを受け感銘を受けた。日本から中国への観光客はいまだ往時の水準に至っていないが、アモイは日本の観光にとって非常に大切な都市だと認識している。これからしっかりアモイツアーを増勢していくよう働きかけたい」と語った。そして、欧陽安中国駐東京観光代表処首席代表は「近年、中国と日本は互いにとって重要な観光地となり、新型コロナ以前に両国の文化観光分野は新たなレベルに達した。中国はこれから国際的な人的交流と協力を一層推進し、インバウンド市場を促進するため、多くの円滑策を導入する熱意と決心を示している。中国駐東京観光代表処は引き続き中日文化観光事業の懸け橋・窓口としての役割を果たし、新たな活力を吹き込みたい」と述べた。

 プロモーションの様子（上段）と特賞当選者（下段中央）

　アモイ市の文化観光PRは「海」「花城」「アート」「生活」そして「航空ルート」のテーマに分けられ、それぞれ創世記株式会社の福田悠月女史（上段左）とアモイ航空東京支店の林翔氏（上段右）によって紹介された。各テーマごとに色とりどりの画像や動画を駆使した紹介は簡潔で分かりやすく、参加者たちからは時折笑顔や驚きの声が上がっていた。また各紹介の合間にはオルゴールや飛行機の模型、航空券といったアモイ関連グッズの抽選会が行われ、出席者たちは飛行機の搭乗券を模した抽選券を握りしめて一喜一憂し、会場は和やかで賑やかな雰囲気に包まれていた。

国家級無形文化遺産「木偶戯」

　文化観光説明の合間には、アモイの国家級無形文化遺産である「木偶戯（ムーオウシー）」も演じられた。両手大の指人形を操り皿回しや射的、棒回しや宙返り、さらには人形による「変面」など、目を見張る演目が次々と繰り広げられ、客席からは始終喝采が上がっていた。

　　　会場の様子

　今回の心惹かれる海辺の景色や豊富な歴史をはじめとするアモイ観光の独特な魅力の紹介により、さらに多くの人がアモイを知り、愛することで、アモイと日本の文化観光事業と両国民の友好の更なる発展を願う。