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 8月28日午後、江西省文化庁と中国文化センターの共同主催による江西省文化年の第三弾イベント 「禅画-方雲の世界」展が文化センターで開幕した。本展では四方芸術研究院の方雲院長が創作した禅画作品60点を展示している。
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観衆に作品の解説をする方雲氏(右2)

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来場した台湾の同胞に書道作品を贈る方雲氏

 江西は中国禅宗の主要な発祥の地の一つであり、禅宗は菩提達磨祖師より始まり、後に伝えられ、広く発展し、「花開五葉」即ち禅宗が五家に分れて花開き、「五家七宗」が誕生した。そのうち「潙仰宗」、「臨済宗」、「曹洞宗」は江西を起源としている。中日における禅文化の交流の歴史は長く、日本はかつて中国古代の禅文化の影響を大きく受け、今日、日本では文学、芸術及び日常生活の中に禅文化が浸透し、中国にも影響を与えている。
 芸術家である方雲氏は数十年にわたり、禅文化に対して系統的な研究を行い、禅画、陶磁など多岐にわたる芸術の表現スタイルを通して、中国禅文化を伝え、普及させている。
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武田勝年氏の挨拶

 開幕式に出席した日中友好会館の武田勝年顧問は挨拶の中で、「江西と言えば、廬山、景徳鎮や井岡山、南昌蜂起などの歴史文化が知られているが、禅宗と江西の淵源については初めて知った。」と述べた。観衆は「趣きある彩墨画は観る者に儒教を基礎とし、禅宗の影響を受け、道教へ帰依するという、シンプルながらに味わいのある禅画の境地を感じさせてくれる。」と話していた。
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観衆

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観衆


期日: 2018/08/28 〜 2018/08/31
時間: 10:30〜17:30(最終日は13時まで)
会場: 中国文化センター
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