国慶節の期間中であり中秋節も間近にひかえた10月2日午後、東京虎ノ門にある中国文化センターで「情と形~四人のまなざし~美術展」のオープニングレセプションが開催された。来場者数は200人を超え、会場は大いに賑わいをみせた。この美術展では、武蔵野美術大学の水上泰財教授、彫刻家含真治氏、在日画家武楽群氏と蔡国華氏の四人の作品を展示している。
オープニングレセプションには元国土交通省政策統括官の舘逸志氏、日中文化交流協会副会長で女子美術大学名誉教授の入江観氏、一般社団法人日中協会の白西紳一郎理事長、武蔵野美術大学の教授陣、在日華人画家や書家、篆刻家など錚々たる顔ぶれが集まり美術展の開催を祝った。
テープカット
主催者として挨拶をした中国文化センターの石永菁センター長は「中国文化センターは中国の文化を一方的に見せる場ではなく、交流の場所として存在している。中日両国の作家が協力し合い、深い部分まで交流し開催した今回の展覧は、望ましい形のものである。センターとしても大きく賛意を表する」と語った。また、出品作家のひとりで二胡奏者でもある武楽群氏が美術展開催の謝意を込めて二胡を演奏し、来場者の注目を集めていた。
二胡を演奏し感謝を伝える武楽群氏
作品と観客
レセプション後の交流会では国慶節と中秋節のお祝いに中華料理と月餅がふるまわれた。たくさんの人が美術展の開催と二つの節句を歓迎し、時間いっぱいまで談笑の声が途切れることなく、中日の交流が深まったようである。
本展覧会は10月13日まで。
期日: | 2017/10/02 〜 2017/10/13 |
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会場: | 中国文化センター |