京劇「龍鳳呈祥」日本PR交流会が盛大に開催

　2月23日午後、中国文化と観光部国際交流合作局伝播処ならびに中国対外文化交流協会が主導し、中国文化センター、華人チャンネル、国家京劇院、ミグ文化科技有限公司の共催による「京劇『龍鳳呈祥』日本PR交流会」が中国文化センターで盛大に開催された。
　北京会場にいる著名京劇俳優于魁智氏及び李勝素氏らと、東京会場にいる人物画家李文培氏、明治大学教授加藤徹氏、早稲田大学教授平林宣和氏、京劇研究専門家裴雪莱氏、日本人京劇俳優石山雄太氏、東京票房会長呉敏氏、華人チャンネルジャパン代表玉城理恵氏等を含む約 150 人の来賓及び京劇ファンをオンラインで繋いだ。東京会場の皆が京劇の語りと歌を楽しみ、中国の国粋である京劇の魅力を十二分に感じ取った。
　

東京会場

　
　中国文化センターの羅玉泉センター長は、京劇は中国の伝統文化の宝であり、京劇の有名演目である「龍鳳呈祥」は、三国志を愛する日本の友人や京劇ファンに新たな感動をもたらしてくれると信じていると祝辞を述べた。

中国文化センター羅玉泉センター長による祝辞

　
　京劇俳優の于魁智氏と李勝素氏は、「龍鳳呈祥」のあらすじと人物関係を紹介した。また、京劇アマチュア向けに、京劇の発音のコツなどを分かりやすく解説した。
　

京劇俳優于魁智氏によるオンライン祝辞

　
　本イベントには、中日の京劇アマチュアやファン、さらに京劇研究に携わる専門家や学者などが招待された。京劇「龍鳳呈祥」の一部を鑑賞し、「坐宮」の歌唱指導で会場は大いに盛り上がった。国家京劇院の若手俳優韓富超氏と褚灃怡氏は京劇アマチュアにオンラインで丁寧に指導し、会場にいる皆がそれに続いた。京劇アマチュアの歌唱を于魁智氏と李勝素氏はそれぞれ高く評価し、素晴らしい歌声に会場からも大きな拍手が送られた。
　

国家京劇院の若手俳優韓富超氏と褚灃怡氏によるオンライン指導

呂孟玥（楊四郎役）、呂孟熙（鉄鏡公主役）による「坐宮」

于播（楊四郎役）、厲暢（鉄鏡公主役）による「坐宮」

張学武氏（楊四郎役）、村井友海氏と呉敏氏（鉄鏡公主役）による「坐宮」  伴奏：王新徳（京胡）、滕放（月琴）

　
　京劇は、文学、音楽、芸術、舞踊、武術、雑技が一体となった中国の伝統芸術の集大成だ。本イベントで、京劇芸術の魅力を伝え、オンラインとオフラインの相互効果で京劇芸術を間近で体験し、より深く京劇の奥深さを理解することを可能にしたと言える。本イベントが中国と日本の文化交流の新たな一ページを開くと信じている。