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 春風で一段と暖かく感じられた3月12日午後、中国文化センターと東京海派書画院の主催、上海書画院の共催により「来来往往―東京海派書画院・上海書画院 作品交流展」が開幕した。去る2017年12月、この展覧会と同じテーマの書画展が上海博源美術館で開催され、今回再び東京の地で両院の作品展を行うこととなった。
 
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集合写真

 
 同日行われた開幕式には主催者として東京海派書画院の楽震文名誉院長と沈和年院長らが、共催の上海書画院から丁一鳴院長と来日団一行、来賓には中国大使館の陳諍参事官、日本華僑華人連合総会の廖雅彦会長、東京華僑総会の林斯福会長、現代水墨画協会の根岸嘉一郎理事長、アーティストやメディア関係者など約100名が出席し、展覧会の開催を祝った。
 
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開幕式の来客席

 
 来来往往というタイトルには、単なる地点から地点への移動だけではなく、東洋と西洋、伝統と現代といった文化的な往来の意味も含ませている。そして、この展覧会の会場を飾るパネルには、中日文化交流の足跡がみられる貴重な写真が使われている。1920年代、関東大震災後に海上画派の一人である王一亭が東京上野の松坂屋で交流展をした時に撮影されたもので、中日文化交流の長い歴史の一幕が垣間見える。さまざまな「来来往往」から中日両国の書画芸術の発展を後押しする姿勢が感じられる。
 
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揮毫交流会

 
 開幕式後には揮毫交流会が催され、来場者は上海と東京の書画家の筆さばきに見入っていた。揮毫作品の一部は会場に展示され、会期中16日まで観覧することができる。


期日: 2018/03/12 〜 2018/03/16
時間: 10:30〜17:30
会場: 中国文化センター
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