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 6月8日午後、古越龍山と中国文化センターが主催する「古越龍山・紹興酒企画展~千年の古都、千年の美酒~」が開幕した。
 

会場の様子

 
 開幕式は、コロナ禍での開催となったため少人数での催行となった。会場には株式会社永昌源の飯沼順司代表取締役社長、一般財団法人日中経済協会の杉田定大専務理事などが、オンラインで中華人民共和国駐日本国大使館の石永菁公使参事官、浙江古越龍山紹興酒股份有限公司の孫愛保董事長が参加した。
 

開幕式の様子

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オンラインで参加した浙江古越龍山紹興酒股份有限公司の孫愛保董事長

 
 古越龍山東京事務所の夏良根所長は開会のあいさつのなかで「紹興が位置する江南地方は稲作文明の発祥地であり、日本と気候風土が非常に似ている。また紹興の隣の町・寧波から日本へは海のルートが通じており、古くから交流があった。これからも酒などを通じて日本との交流がますます盛んになれればと期待している」と語った。
 

古越龍山東京事務所の夏良根所長

 
 また、紹興地域で発展した伝統芸能「越劇」の一部(歌とセリフ)を董莉氏が披露し、書家である田坂州代氏はクジャクの羽を用いて揮毫を行い、企画展の開催を祝った。
 
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「越酒行天下」書家・田坂州代氏

 
 展覧会の会期は6月18日まで。会期中には関連イベントとして講演会やパネルディスカッションが予定されている。開幕式当日の8日には東京大学名誉教授で魯迅研究第一人者の藤井省三氏による記念講演「魯迅と紹興酒」が行われた。9日午後にはザ・キャピトルホテル東急の中華レストラン料理長の山橋孝之氏による講演会「中華料理と紹興酒」が、11日にはパネルディスカッション「一家一本紹興酒」が予定されている。11日の登壇者は君嶋哲至氏(日本ソムリエ協会副会長)、林幸子氏(料理研究家)、中条忠義氏(中国飯店三田店オーナーシェフソムリエ)となっている。17日には法政大学名誉教授で桜美林大学でも教鞭をとる王敏氏が講演会「周恩来と日本」を行う。また、昨今の情勢のため会場に来ることができなかった方々のために、これらの興味深いタイトルは古越龍山のYouTubeチャンネルでの動画配信が予定されている。ぜひチェックしてみてほしい。
 


期日: 2021/06/08 〜 2021/06/18
時間: 10:30~17:30(初日は14:00から、最終日は13:00まで)
会場: 中国文化センター
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