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 7月8日午後、東京の中国文化センターで梅蘭芳記念館、国家芸術基金、(株)華人Channel Japan主催の「梅蘭芳初来日公演100周年記念美術展」が幕を開けた。共催は中国文化センター、(一財)日本中国文化交流協会、(一社)日中文化スポーツ協会、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、泰州市梅蘭芳記念館、明治大学東アジア文化研究所、長白山保護開発区罕王傳奇文化創意産共集団有限公司。
 
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テープカットの様子

 
 同日開催された開幕式には、中国大使館の石永菁参事官、 梅蘭芳記念館の劉禎館長、泰州市梅蘭芳記念館の呉建軍副館長、大倉文化財団の村上勝彦理事、能楽・白翔会主宰の坂井音重氏、文部科学省文化庁文化経済・国際課国際文化交流室の秋山麻里室長、日本中国文化交流協会の中野暁専務理事ほか各界の関係者、京劇ファンなど約100人が出席した。
 

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記念撮影

 
 日本で最も名の知れた京劇俳優・梅蘭芳。彼がもたらした京劇による中日文化交流は後世に脈々と受け継がれている。式典で中国大使館の石永菁参事官は「世界の国々の中でも、京劇の研究は日本が一番盛んである。また日本では京劇の公演がコンスタントに行われ、日本人でありながら京劇界初の外国人俳優となった人物も輩出した。梅蘭芳が敷いた友誼の道をみせてくれるこの度の美術展は大変意義深い」と語った。
 

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石永菁参事官

 
 会場には梅蘭芳と世界の交流をまとめたパネルのほか、京劇に関する資料が展示されている。北京の梅蘭芳記念館所蔵品の一部も出展されており、梅蘭芳自身の手による作品や、日本の芸術界との交流の中で当時の有名画家が梅蘭芳に贈った貴重な作品を見ることができる。会期は7月12日まで。


期日: 2019/07/08 〜 2019/07/12
時間: 10:30〜17:30
会場: 中国文化センター
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