4月10日午後、一般社団法人日中精武会連盟が主催で、中国帰国者養父母謝恩会、残留孤児帰国者同心会、中国帰国者墨縁金閣会の共催による「愛に国境はない- 中日書画と写真でみる残留孤児合同回顧展」の開幕式が中国文化センターで盛大に開催された。後援は、中国駐日本国大使館文化部、公益社団法人日本中国友好協会、公益財団法人中国残留孤児援護基金、中国文化センタ一。
来賓による集合写真
開幕式には、中国文化センターの羅玉泉センター長、中国駐東京観光代表処欧陽安首席代表、日本中国友好協会永田哲二常務理事,元参議院議員・国際政治経済学者浜田和幸氏、中国残留孤児援護基金業務調査課長高幤信未氏、日本遼寧省総商会範垂音会長、一般社団法人黒龍江僑商会王峰会長、日本遼寧省同会宋啓海会長、一般社団法人日本文化振興会林竹盛子会副総裁、全日本華人華僑青少年中国文化振興会金城廣開会長、元東京都議会議員原環、日本国際経済文化機構理事長黄実、残留孤児帰国者同心会馬景泉会長、中国帰国者養父母謝恩会管原幸子会長、中国帰国者墨縁金閣会木村成彦会長、一般社団法人日中精武会連盟常松勝会長ほか80名余りが参加した。
本展の意図は、日本に帰国した残留孤児が中国人民へ養育の恩を忘れず、感謝の気持ち持ち続けていることを中国人民にも日本人にも伝え、平和の尊さを訴え、日中友好を増進していくことである。特に今年は中日平和友好条約締結45周年に当たり、この記念すべき年に残留孤児による回顧展を開催することは、この良き年を祝うと同時に日中友好を推し進める絶好のタイミングであり、今後も残留孤児とその子孫たちは中日友好のために活動していくという決意を新たにし、本展の開催に至った。
日中精武会連盟の常松勝会長は祝辞の中で、この展示会を通じて私達残留孤児と二世そして子孫たちは永遠に中国の養父母と懐が深い中国人民を忘れてはいけないというメッセージを伝えたいと述べた。
日中精武会連盟常松勝会長による祝辞
中国文化センターの羅玉泉センター長は中国駐日本国大使官文化部陳諍公使参事官からの祝辞を読み上げた。この度の展覧会の参加者の多くは「中国帰国者」と呼ばれ、戦争の犠牲者となった特別な存在である。残留孤児とその子孫の方々が、作品に込められた感謝の気持ちを行動に移し、両母国を愛し、両国の平和友好関係を維持し、そして発展させる架け橋となり、世代を超えて重要な役割を果たし続けることが期待されていると述べた。
中国文化センター羅玉泉センター長による祝辞
羅センター長は挨拶の中で、彼らに心からの敬意を表し、残留孤児と2代目、3代目が今後も両国の友好と交流を促進することを歓迎すると述べた。
中国駐東京観光代表処欧陽安首席代表による祝辞
日中友好協会永田哲二常務理事による祝辞
元参議院議員・国際政治経済学者浜田和幸氏による祝辞
中国帰国者養父母謝恩会管原幸子会長による謝辞
テープカットの様子
式典の最後には素晴らしい演目が披露された。
「陳式太極拳」出演:陳茹
「42式太極拳」出演:後藤品玉、許麗濤
「秘宗拳」出演:清宮正志
「二胡演奏」出演:香港著名二胡演奏家李軍氏
展示は4月14日まで。残留孤児による書画作品及び写真が展示されている。
チラシのダウンロードはこちら>
期日: | 2023/04/10 〜 2023/04/14 |
---|---|
時間: | 10:30~17:30(4/14 ~13:00) |
会場: | 中国文化センター |