名古屋「日中友好・錦秋の集い」で建国70周年を祝賀

　10月5日、6日の二日間、中国と日本の芸術文化の祭典「第四回日中友好・錦秋の集い（中国語題：第四届中日友好金秋節）」が名古屋の中部国際空港で大々的に開催された。イベントには劉暁軍中国駐名古屋総領事、近藤昭一衆議院議員、広沢一郎名古屋市副市長、坪井史憲国土交通省中部運輸局長、馬暁琛中国文化センター副センター長など、中日の各界から多くの人々が出席した。
　

　
　「日中友好・錦秋の集い」は中部国際空港を舞台に毎年開催される大規模な文化交流イベントで、中国駐名古屋総領事館、愛知県、中部国際空港が主催、中国文化センターも全面的に協力しており、今回で４回目となる。名古屋や中部地方の人々のみならず、日本を訪れた外国人観光客などにも中国の優れた伝統文化と新時代の中国の姿を伝える。その宣伝の範囲や影響は極めて大きく、名古屋の秋の名物イベントとなっている。
　

　
　今回の錦秋の集いには、きらびやかな獅子舞や愛らしいパンダなども登場し、来場者たちはこぞって一緒に記念写真を撮っていた。また、中国の宮廷衣装や日本の和服を着られるコーナーもあり、多くの人が中日両国それぞれの衣装を身にまとい、その文化を肌で感じていた。中華人民共和国建国70周年の記念の年である本年は、イベント会場内に建国70周年を記念する「現代中国写真展」が設けられ、現代中国の雄大優美な山河や、改革開放後の成果が紹介されていた。
　

　

　
　そしてステージでは中日両国から参加した18団体、260名を超える出演者が雑技、ダンス、民族音楽、合唱、忍術などの多彩を極めたパフォーマンスが行われた。その中でも、中国文化センターが要請し、成都市対外文化交流センターが派遣した川劇芸術団による『八陣図』などの著名演目や、川劇の代表的技芸である『変臉（ビェンリエン）』、さらに川劇の特徴を教える講座などは、観衆の関心を大いに集めた。人々は皆、彼らの卓越した技術や美しい歌声、麗しい衣装などに惹きつけられ、惜しみない拍手を送っていた。錦秋の集いはＮＨＫや東海テレビ放送などで「日中友好で伝統芸能を披露」と題して今回の川劇芸術団の演出も報道され、視聴者の興味を誘った。

　

　

「日中友好・錦秋の集い」 チラシ