2018春晩生放送シリーズ番組が人気を博す

　「春晩」（春節聯歓晩会の略称、中国版紅白歌合戦）は毎年旧正月の大晦日、中国人と共に新年を迎えている。華人華僑や中国文化を愛する日本の人々にもこの春晩をリアルタイムで見てもらおうと、2018年2月15日、文化センターは今年も株式会社ムーランプロモーション、国際視通（CCTV＋）、日本の動画共有サービス最大手のニコニコ動画、CCTV中国中央テレビ局と共同で、全番組に日本語の同時通訳や字幕を付け、リアルタイムでCCTVの春晩を配信した。
　

ドキュメンタリー「輝かしい中国」のスクリーンショット

　
　日本の人々に中国、春節、中国文化をより深く理解してもらうため、春晩の生放送前に特別番組を配信した。今年はCCTVのドキュメンタリー「輝かしい中国」を最初に放送し、中国共産党第十八次全国代表大会以来の中国経済発展の大きな成果を紹介した。続いて、春晩ムードが高まる中、「2017CCTV春晩」総集編を放送し、視聴者たちを「年越し」の春節ムードの中に誘った。最後に特別に制作された約40分の「春晩」紹介番組を配信し、日中映画祭実行委員会の耿忠理事長が司会を務め、中日両国で知名度が高く、ネット上で注目を集める「日本語のお兄さん」を特別ゲストに招き、日本の人々に中国春節の様々な伝統や習慣を紹介すると共に、今年の春晩の見どころや特徴も紹介した。

春晩の紹介

春晩生放送のスクリーンショット

　
　中でもドキュメンタリー「輝かしい中国」は日本でも大きな反響を呼んだ。動画共有サイトニコニコ動画の吉川圭三エグゼクティブプロデューサーは、「スケールが大きく、テンポもよく、日本では使われたことがない撮影技術も採用されており、これには日本の若者は大変驚かされた。またこの作品は中国改革開放40年の歴史を綴っており、多くの日本の若者は中国の発展の実状と彼らがイメージする中国に大きな差があることに大変驚いている。冷静で理性を持った状態で中国を見なければならないし、隣国として互いが有益となる道を歩み、共に発展していかねばならない。」と語った。
　
　今年の「春晩シリーズ生放送」の視聴者は56,743人に達し、コメント数は40,645件、視聴者の満足度は91％に達した。多くの日本の視聴者は「中国が好きになった」とコメントし、番組の最後には「中日友好！」のコメントが数多く寄せられた。