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 1月24日午後、中国文化センターの会場に多くの来賓が集まる中、中国文化センター、PAOSグループ、天台山民俗博物館の共同主催による「中国剪紙文化展-剪紙で見る春節の楽しさ」の開幕式が盛大に開催された。地域活性学会の舘逸志副会長、(公社)日中友好協会の岡崎温理事長、東京都日中友好協会の栗山真之理事長、日中友好協会の田中義教理事長、東京華僑総会の廖雅彦顧問、陳隆進副会長ら各団体の代表や日本剪紙協会の木本有太可会長、PAOSグループの中西元男社長、知的財産権に関する総合コンサルティング事業株式会社マークアイの川合義彰社長、町田市立国際版画美術館の村田哲朗館長、日本祭礼文化の会の村田寛会長、伝統的工芸品産業振興協会の酒井正明専務理事、著名な建築家でデザイナーの黒川雅之氏、著名デザイナーの林広行氏、日本漫画家協会の山根青鬼理事、東京藝術大学の伊藤隆道名誉教授など芸術団体及び剪紙家、デザイナーら150名が開幕式に出席した。
 
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講座の様子

 
 開幕式の前に上海PAOSグループ社長で剪紙家・デザイナーでもある王超鷹氏が手慣れた日本語で「吉祥文化 剪紙にこめられた意味」をテーマにした講座を開き、剪紙という古き中国芸術の発展の歴史と中国伝統文化の吉祥に込められた意味を分かり易いながらも深く、生き生きと紹介すると、聴衆は熱心に耳を傾け、積極的に質問をするなど会場は熱気に包まれた。
 
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中国文化センター石永菁センター長の挨拶

 
 開幕式では始めに中国文化センターの石永菁センター長が本年の文化センターの歓楽春節シリーズイベントについて紹介した。また「新たな一年の始めに際し、中国文化センターを代表してセンターの業務と各種イベントに対して多大なるご支持をくださった日本各界及び各団体の代表の皆様、特にセンターのホームページを通して講演会や開幕式に申し込み、本日お集まりいただいた、会場の真ん中に座っている約60名の方々に感謝の意を表したい。センターのイベントに注目し、センターのホームページの愛読者でもある皆様がインターネットを通じて積極的にセンターの各種イベントに申し込み、センターのネット会員になってくれたことは、センターとして大きな励みになった。」と話した。
 
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作品を鑑賞する様子

 
 25日午後、日本の皆様に間近で剪紙に触れてもらうため、センターは王超鷹氏を講師として招き、「剪紙教室」を開いた。約二時間の講座で、王先生はホームページから申し込んで参加した受講生40名に対し、剪紙の基本技術を紹介した後、「吉祥の花」や赤ん坊、夫婦、良縁、命の誕生などを意味する「和合紅娃」を学びながら実際に制作した。最後に各人の想像力を発揮させ、それぞれ作品を創作した。王先生の熱意溢れる説明に受講生たちは興味深く聞き入り、受講生らはとても楽しい二時間を過ごすことができ、人生において忘れ難い春節の体験ができたと口々に語っていた。
 
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剪紙教室の様子

 
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剪紙を作る受講生

 
 「剪紙で見る春節の楽しさ」展は王氏が創作した巨大な「十二支の剪紙」、「漢字の剪紙」を展示するほか、王氏が所蔵する剪紙作品など約2,000枚を展示している。王氏は多才多芸で芸術家、コレクターのみならず、文化研究者でもある。王氏は早くより剪紙の大家として知られる王子淦に師事し、その後多摩美術大学へ留学してデザインを学んだ。また漢字の造形の研究家でもあり、「タオバオ(淘宝網)」や「日産自動車・中国」など中日企業のロゴデザインをデザインしてきた。
 ここ数年、王氏はセンターと共同主催により、日本各地で「中国企業ロゴデザイン展」や文化講演会を開催し、各地の歓迎と好評を得ている。同時に中日企業の仲介として交流の機会を提供し、文化交流により中日産業貿易の発展を推進している。25日午後、センターの会場で「中日ビジネス交流商談会」が開催され、中国と日本各地の企業家約50名が出席した。
 
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中日ビジネス交流商談会の様子

 
 中新社、人民網、光明日報、朝日新聞、毎日新聞、地球の歩き方など中日のメディアが来場し、イベントに対して報道を行った。


期日: 2018/01/24 〜 2018/02/02
時間: 10:30〜17:30
会場: 中国文化センター
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