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 6月26日午後、中国文化センターで中国茶文化に関する3日間の集中講座が開講した。中国文化センターが主催し、中国の浙江省杭州市にある中国茶葉博物館から2名の講師を迎えて行われた講座である。
 
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座学の一場面

 
 講師の一人である中国茶葉博物館副研究館員の姚暁燕氏は茶文化の研究に十数年携わる人物である。講座では、五千年におよぶ中国茶の歴史を時代ごとに紐解きながら、中国茶文化について解説した。また、加工工程による分類である六大茶(緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶)の特徴とあわせて、それぞれの代表的な銘茶を紹介した。
 
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茶葉の実物を見ながら銘茶の紹介をする様子

 
 茶葉の品評方法について実地体験をとおして解説したのは西湖龍井茶製茶技師であり茶葉審査評定専門家の金建公氏。茶葉の品質をどのように判断をするかを紹介した。また、西湖龍井茶をとりまく環境について、栽培する土地の特徴や製茶技術などから包括的に解説した。
 
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「評茶」について解説する

 

 講座の前後には2人の講師が中国茶を淹れ、聴講者らにふるまった。何種類かを飲み比べた聴講者の一人は「比べてみると味や香りの違いがよく分かった。よい経験ができた」と笑顔で会場をあとにした。多彩な中国茶の世界を感じていたようだった。


期日: 2018/06/26 〜 2018/06/28
時間: 15:00〜16:30
会場: 中国文化センター
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