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 4月7日午後より、中国文化センターで中国書法に関する全4回の春季公開講座が開講した。本講座は中国文化センターが主催し、全日本華人書法家協会から高小飛主席、晋鴎名誉主席、段冰副主席、馬燕平副主席の4名を講師として迎えて行われる。

 
 講師の一人である全日本華人書法家協会の高小飛会長は中国書法や篆刻、詩歌、武術の研究に長年携わる人物で、講座では、三千年以上におよぶ篆隷草行楷の五書体の特徴と時代ごとの変遷を紐解きながら、中国書法文化について解説。また、篆書、隷書の筆法を詳しく指導した。
 
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筆法を説明する高小飛会長

 
 「それぞれの書体は一人の人間の年齢別の姿のようなもの。成長しきった姿から子供の様子をうかがい知ることは難しいが、大人になってからの変化はそんなに大きくない。だから、年代別に並べてみていけば、全然違うように見えても同じ由来を持つ一つの字なのだとすぐ理解できる」と高小飛会長は述べる。
 
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個別指導の様子

 

 講座後半には講師自らが一人ひとりを指導し、それぞれの弱点を指導していた。参加した聴講者の一人は「各書体を人間の成長になぞらえた解説が分かりやすかった。とても面白い授業だった」と満足した様子だった。本講座は4月、5月中に全4回開催される。なお、すでに定員に達しているため、聴講募集は終了している。ご了承ください。


期日: 2021/04/07 〜 2021/05/19
時間: 15:00~17:00
会場: 中国文化センター
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