書道と漢字は、中華民族が五千年以上にわたる悠久の歴史の中で生み出した輝かしい文化の至宝であり、中華文明の精髄を体現するものです。また、中華文化を構成する最も重要な要素の一つであり、中国社会の発展と人々の日常生活に欠かすことのできない貴重な文化遺産として今日まで受け継がれてきました。
日本では、遣唐使が中国へ渡り、中国文化を学んだことを契機として、漢字や書道が伝えられました。そして、千年以上にわたる長い歴史の中で受容・継承・発展を重ね、今日では漢字と書道は日本文化を構成する重要な要素となり、人々の日常生活にも深く根付いています。また、日本は中国書道を学び継承する過程で、独自の書風や表現様式を育み、日本ならではの書道文化を形成してきました。
このように、書道は中日両国が共有する貴重な伝統文化であり、両国民の相互理解と友好交流を深める重要な架け橋でもあります。書道文化を通じた交流は、互いの歴史や文化への理解を一層深め、民間交流を促進し、中日友好関係の発展に大きく寄与するものと考えられます。
青少年は未来を担う希望であり、中日友好の次世代を築く存在です。そのため、青少年を対象とした書道をはじめとする文化交流を積極的に推進することは極めて重要です。文化を通じた交流は、若い世代の相互理解と友情を育み、将来にわたる中日両国民の友好交流の礎となることが期待されています。
このような理念のもと、本展では毎年「中日青少年書道展」を開催しています。本展が、両国青少年の相互交流を深め、書道芸術の魅力を広く伝えるとともに、中日両国の文化交流と友好関係のさらなる発展につながることを願っています。


