中国大運河で最も見ごたえのある流域はなんと言っても江蘇区でしょう。江蘇の歴史的な地位や人文的な精神、人々の生活にはすべて運河が密接に関わっており、江南の食文化も運河両岸に暮らす人々の水産、畜産、農産を豊富に用いる食習慣によって形作られているため、非常に変化に富んでいます。そしてグルメな江蘇人たちは、継承の中で四季折々の会席料理「江南運河宴」を編み上げてきました。今回は、春の分を紹介します。
運河流域で取れる36種以上の良質な食材を使い、果物1品、副菜4品、前菜6品、主菜6品、点心3品、デザート1品によって構成される「江南運河宴」は、「本場料理の伝承」、「旬のもの」、「現地の新鮮な食材」のルールを厳格に守りながら、伝統の継承と創新を絶えず繰り返してきました。
季節の果物盛り合わせ
副菜四種:そら豆の炒めもの、落花生、揚げ玉ねぎ、豚肉の五香炒め煮
前菜:クラゲの黒酢漬け
前菜:干し豆腐とヨメナの和えもの
前菜:アヒルの焼きもの
前菜:えびの玉子と筍の炒め煮
前菜:鶏肉のチャンチン煮
前菜:酒漬けえびの炒め揚げ
主菜:ドブガイのあっさり炒め
主菜:鱸郷野菜の春炒め
主菜:クルミとえび団子のわさびソースがけ
主菜:天然スッポンの煮込み
主菜:貝柱と皮付き豚三段バラの炒めもの
主菜:バラ肉と筍の運河漬け
点心:えびワンタン入りチキンスープ
点心:ドリアンクリームの草だんご
点心:細筍と千切り肉の揚げ焼きそば
デザート:みかん入り白玉酒醸
以上の資料は江蘇省文化と旅游庁、呉江ホテルより提供されます。