孫文は傑出した愛国主義者にして民族の英雄であり、中国民主革命の偉大な先駆者でもある。孫文は民族の独立自由と民主革命の旗を高く掲げ、民族・民権・民生の三民主義の政治綱領を提唱し、辛亥革命を主導し、数千年もの間中国を支配してきた専制君主制を倒し、中華民族の思想的解放を推し進め、近代中国の発展の扉を開いた。孫文は連ソ・容共・扶助工農の三大政策を実行し、第一次国共合作を積極的に推し進め、中国全土に革命を起こした。孫文の「中華振興」のスローガンと、辛亥革命という未完の偉業は、中国の人民による長く苦しい戦いの末、現実のものとなると同時に、より輝かしい未来を示してもいる。
民族復興を掲げた革命の生涯で、孫文は華僑から惜しみない支援を受けた。民族の危機の深まりに、最初に立ち上がったのは華僑だった。彼らは引き下がることなく改良救国運動に身を投じ、近代中国民主革命の重要な先進勢力となった。革命組織の結成においても革命思想の普及においても、また、革命への資金援助においても武装闘争への参与においても、華僑はかけがえのない重要な役割を果たした。
2016年は孫文生誕150周年に当たる。孫文の偉業を偲び、華僑・華人が中華民族の復興に果たした偉大な貢献をありのままに示すため、国務院僑務弁公室、中国海外交流協会、中国駐日本国大使館は「孫文と華僑華人」写真展を主催し、貴重な写真と文献で、孫文の革命人生における歴史的場面をふり返り、華僑・華人の中華民族の復興に対する歴史的貢献を示し、孫文の偉大なビジョンが徐々に実現されつつある現代の輝きを見届けることとした。
主催：（中国）国務院僑務弁公室、中国海外交流協会、中華人民共和国駐日本国大使館
共催：（株）アジア太平洋観光社、中国文化センター