「甲骨文は中国で発見された最古の成熟した文字系統である。漢字の始祖であり、中国の優秀な伝統文化の源流である甲骨文は、一層重視し、継承、発展させていくに値する。」
本年、殷墟甲骨文発見125周年、創造甲骨文書道新古典《東京宣言》發表13周年の節目に、日本甲骨文書道研究会は中国文化センター及び湖南省甲骨文学会、長沙市甲骨文学会と共同で、「第五回東京国際甲骨文芸術祭」を開催致します。
本芸術祭は甲骨文発見120周年を迎えた2019年、中国文化センターとの共同主催で「第一回東京国際甲骨文芸術祭」を開催致しました。20か国以上の書道家や専門家が参加し、多層的、多角的、多方式に中国の漢字文化を広める国外最大規模の交流活動となり、インターネット含む多数なメディアでも報道され、社会的な高評価と大きな反響を呼びました。その後の第二回、第三回、第四回は更に大きな影響をもたらし、今では日中文化交流の一つ重要な活動として世の中に知られています。
本年の芸術祭では、《中日文化交流協定》締結45周年および中華人民共和国成立75周年を記念する常設書道展「古韻蘭亭 書契雅集――東京国際甲骨文書道展」をはじめ、「張大順二十四節気甲骨文篆刻展」、甲骨文書道についての「基調講演」、「専家講堂」並びに日中両国の学者、専門家、芸術家を招いた「東京国際甲骨文芸術パネルディスカッション」といった講座・討論会の他、「甲骨文書道講座」、「甲骨文篆刻体験」や「作品解説」、「書道実演」、「合文造字体驗」等のイベントを予定しております。いろんなイベントを通して多角・多内容・多方式に「世界記憶遺産・甲骨文」を展示、宣伝、紹介を致します。
また、中国文化センターは中日漢字文化交流に新しい推進力を添えるべく、先のチャイナフェスティバルやツーリズムEXPOなどで「合文造字体験」を開催し、新たな漢字文化交流の可能性を示し、多くの方々の興味と反響を招きました。そして来年、在日華人書道界らの協力を得て「東京国際『合文新漢字』コンクール」を実施する旨を決定しました。さらに、陝西演芸集団所属の陝西歌舞劇院を招き、今年一年を通して展開してきた「陝西文化年」の閉幕記念公演も同日開催いたします。
前回の様子
【閉幕公演演目】陝西歌舞劇院:【演奏】王月、崔雯、朝落蒙、郭娟 【演舞】任梦菲、李静
1.合奏『鑾音』 【竹笛】王月【古筝】崔雯【中阮】朝落蒙【琵琶】郭娟
2.女舞『踏歌』 【演舞】任梦菲、李静
3.古筝独奏『香山射鼓』 【古筝】崔雯
4.アンサンブル『玉関引』 【中阮】朝落蒙【琵琶】郭娟
5.簫と舞『山居秋暝』 【古筝】崔雯【簫】王月【演舞】任梦菲
6.アンサンブル『緑腰』 【古筝】崔雯【琵琶】郭娟
7.女舞『白紵舞』 【演舞】任梦菲、李静
8.琵琶独奏『春江花月夜』 【琵琶】郭娟 【古筝】崔雯【簫】王月
9.合奏『亀茲』 【竹笛】王月【古筝】崔雯【中阮】朝落蒙【琵琶】郭娟
【芸術祭内容】
・「古韻蘭亭 書契雅集――東京国際甲骨文書道展」
期間:2024年12月18日(水)~12月25日(水)
開館時間:10:30~17:30(最終日は13:00まで)
・イベントスケジュール (クリックで拡大)
※1 開幕式、体験講座はそれぞれ要申込です。
※2 体験講座、実演へは汚れてもよい服装でお越しください。
【申込ページ】
① 12月18日(水)13:30~17:00 陝西文化年閉幕演出&開幕式
② 12月21日(土)11:00~12:00 合文造字体験 講師:千代光之
③ 12月21日(土)15:30~16:30 甲骨文干支剪紙体験 講師:鄒麗萍
④ 12月23日(月)13:00~14:00 甲骨文篆刻体験 講師:増子城山