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 11月6日、中日国交正常化50周年記念、中日文化交流、首里城再建支援を目的として中国文化センターと日本二胡振興会が共同主催する「二胡縁:琉球の風―首里城復興支援コンサート」が沖縄県浦添市にて盛大に行われた。満場1000人を超える観衆は180名に及ぶ日本全国からの二胡愛好者とアーティストたちが一堂に集まり中国民曲や琉球民曲を演奏、さらには沖縄出身の歌手喜納昌吉が協力出演し、コンサートのハイライトを迎えた。

 

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喜納昌吉氏と全演奏者による大合奏

 

 コンサートには玉城デニー沖縄県知事、羅玉泉中国文化センター長、瀬野清水日中協会理事長が臨席、それぞれ挨拶し、歴史や文化交流の意義を述べ、平和を祈願する意思を伝えた。

 

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祝辞を述べる玉城デニー県知事

 

 古くから「琉球」と呼ばれる沖縄は地理的に中国に近く、歴史上にも中国文化の影響を強く受け、随所に中国文化の要素が見られる。首里城もその中の一つであり、中国風牌楼式の守礼門をはじめ、明・清代時期の扁額(へんがく)「守礼の邦(くに)」、「中山世土(ちゅうざんせいど)」、「永祚瀛壖(えいそえいぜん)」など、数多くの歴史物が首里城内に保存されている。しかし、2019年10月の火災で首里城本殿を含む約4800平方メートルもの施設が焼失、沖縄県が首里城の再建事業を始めたことは記憶に新しい。

 

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コンサートの一幕

 

 「二胡」は、中国で一般民衆に深く愛されている伝統楽器です。前世紀90年代までは日本でほとんど知られていなかったが、ここ30年余りで、日本の二胡愛好者やアーティストたちの絶えまぬ努力により、現在では日本での二胡愛好者がすでに20万人近くに達成した。人の声に似た二胡の音色が日本の民衆に認められた中国楽器といっても過言ではない。中日文化交流史や、中国伝統音楽、中国民族楽器の普及において重大な役割を果たした二胡のコンサートが中日国交回復50年という節目に沖縄で開催されたことは非常に意義深い。

 

 

 

 


期日: 2022/11/06 〜 2022/11/06
時間: 18:00~
会場: アイム・ユニバースてだこホール(沖縄県)
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