日本語 中国語

 6月26日,河南禹州無形文化遺産保護センターと北京世屹文化伝媒集団の共催の「中日鈞瓷文化交流会」が中国文化センターで行われ、中日交流の新たな局面を拓いた。本交流会では中国の国家無形文化遺産の鈞窯磁器、その技術の伝承人である任星航、孟玉松、李暁涓などの作品30点余りが展示された。
 

会場の様子

 
 唐代に始まり宋代に栄えた鈞瓷は、五大名瓷の一つとして中国陶磁芸術史、世界陶磁発展史上で重要な地位を占めてきた。「窯入れ一色、窯出し万彩」と称される窯変技術と素朴ながら古風で重厚な趣により世に知られ、中国の古典文化の代表として多くの磁器愛好家を惹きつけている。 

展示品の一部

 
 本サミッ河南省禹州は自然窯変の磁器、鈞瓷の産地として中国五大官窯第一の都と呼ばれ、世界に知られる。河南省禹州の鈞瓷は、千年の歴史の中で「国家の宝」として歴代宮廷で重用され、中国文化を対外的に宣伝する役割を担ってきた。
 

展示品の一部

 
 本交流会は日本の陶磁界、収蔵界、企業やメディア、在日華人団体など多方面からの注目を集め、交流会の参加者は口々に称賛の声を上げていた。そして、来年の東京オリンピックの際にさらに掘り進めた内容の鈞瓷文化の交流展を開催して世界中の人々に鈞瓷を知ってもらい、選手たちへの声援としたいとの意見もあった。 

展示品の一部

 
 また、本交流会の最後には禹州市御都窯場の鈞瓷作品「春芽」が中国文化センターに寄贈された。精美な造形と暖かな釉色、窯変と貫入の面白さを湛えるこの作品は、中国の瓷器文化をより多くの日本の方々に伝えるため、センターの展示場に常設される。


期日: 2019/06/26 〜 2019/06/26
時間: 10:00~14:00
会場: 中国文化センター
ページトップへ