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 2024年1月29日午後,タマビ博士会と多摩美术大学が共催する「多摩美術大学大学院 博士展」が東京中国文化センターで開幕しました。
 
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集合写真

 
 東京大学名誉教授、静嘉堂文庫美術館館長河野元昭、元多摩美術大学学長、多摩美術大学名誉教授建畠晢、多摩美術大学客員教授、洋画家馬越陽子 、学習院大学文学部哲学科教授、日本美術史家島尾新 、オズベルトホテルズ株式会社竹泉荘代表取締役查美莉、日中文化展覧協会理事長陳建中、タマビ博士会后援会长蒋文红など50人が開幕式に出席しました。
 今回の出展者の一人であり、タマビ博士会の李焱会長は挨拶の中で関係者の方々に感謝の意を表し、今回の展覧会の背景を紹介しました。
 
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タマビ博士会李焱会长の挨拶

 
 多摩美術大学美術学部教授久保田晃弘は挨拶の中で「美術大学の博士課程は制作の実践と論文のセオリーを融合させないと、理論で作品を作るとうまくいかず、作品をつくっているだけでは理論が生まれない。学生たちはその両者を結びつけることに苦労するが、そこを乗り越えて博士号を取得した苦悩や葛藤、試行錯誤を作品から見ることができる。本展を機にさらに繋がりが生まれ、作品や論文の成果が生まれ、多摩美術大学の益々の発展を願っている」 と言いました。
 
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多摩美術大学美術学部久保田晃弘教授の挨拶

 東京大学名誉教授、静嘉堂文庫美術館館長河野元昭は挨拶の中で「先日、世界で高く評価されている李焱氏の個展を多摩美術大学名誉教授の辻惟雄氏と拝見し、78点の中で心深く動かされた「游」という作品が本展でも展示されている」と述べました。
 
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東京大学名誉教授、静嘉堂文庫美術館河野元昭の挨拶

 
 多摩美術大学客員教授、洋画家馬越陽子は挨拶の中で「一生を通じて求道者のように絵を描き続けなければ、実りある仕事をこの世に残すことができない。命ある限り描き続けてほしい。この仕事をすれば命が豊かになり、それを他の人に分けてあげることができる。だから、皆さんにはこの3人を温かい目で見守ってあげてほしい」と言いました。
 
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多摩美術大学客員教授、洋画家馬越陽子の挨拶

 
 中国文化センターのセンター長は挨拶の中で「中国文化センターにおいて、博士号の展覧は初開催となる。多摩美は北京中央工芸美術学院などとの交流が盛んだと聞いていて、近年、中国から多摩美への留学生が増えていることからも大変有意義な展覧である。今後もさらに若者の芸術、美術交流が増えるように中国文化センターとしても努力したいと思う」と述べました。
 
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中国文化センターの羅玉泉センター長の挨拶

 
 開幕式では、多摩美術大学理事長、元文部科学省文化庁長官青柳正規のビデオメッセージも流されました。彼は「多摩美術大学大学院美術研究家博士後期課程が他と違うは、作品優れているのはもちろん、どういう意図でどういうコンセプトを表現いているのか論的に解明し、論文としてまとめなければいけない。しかも博士号取得は数百枚の論文必用になる為、本当の士号多摩美術大学だけではないかと思う」と高い評価と祝辞を述べました。
 
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摩美術大学理事長、元文部科学省文化庁長官青柳正規のビデオメッセージ

 
 今回の展覧会は中国から李焱博士、日本から有坂ゆかり博士と韩国から朴香淑博士による共同展です。李焱さんは5歳より水墨画をはじめ15歳で米スタンフォード大学美術館で個展、17歳では最年少で北京中国美術館での展示を行う。多摩美術大学で博士号を取得し、その後中国国家博物館で個展を開催。有坂ゆかり博士は東京都生まれ。 多摩美では上野毛と八王子の両方で油彩画を学びました。パクヒャンスクさんは韓国ソウル出身で幼い頃の記憶から出発して最近は日常のささやかな出来事や感動を記録して制作しています。
 開幕式の後、多摩美術大学の博士を中心に「制作と理論をどう結び付けるか」をテーマにしたトークイベントが行われました。
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トークイベントの様子

 


期日: 2024/01/29 〜 2024/01/29
時間: 15:00〜
会場: 中国文化中心
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