「伝統書法継承 柳田派書法展」開幕

　11月27日午後、泰書会が主催する「伝統書法継承 柳田派書法展」の開幕式が中国文化センターにて行われた。
　式には、泰書会主宰の柳田泰山氏や、日本学生書道文化連盟の松野弘子会長、中国駐日本大使館文化部の王賀二等書記官、広済堂ホールディングスの根岸千尋社長、長谷工ホールディングスの天野里司取締役会長、また、北京啓明東方文化交流中心より黄振海代表、書法篆刻家の苗宏氏、孫英氏が参席した。

　

テープカット

　
　まず、陳諍中国駐日本大使館文化部公使参事官の祝辞を王賀同部二等書記官が代読した。陳公使参事官はその中でまず「中国は泰書会を含む日本書道会の交流活動を非常に重視している」と述べて「コロナが収束した今日、訪中交流の伝統をできるだけ早く再開し、書法と人員交流の展開と同時に新しい中国の発展と変化を感じ取ってもらいたい」を話したほか、先日の中日首脳会合を挙げ「中日双方がこれをきっかけに書法を含む各種文化交流活動を強化し、両国の友好関係をたゆまぬ発展を推し進めることを望む」と語った。

泰書会主宰 柳田泰山氏

泰書会会長 深井蕗山氏

　続いて王志敏仏山市書法協会主席の祝電を司会が読み上げ、松野弘子日本学生書道文化連盟会長、柳田泰山泰書会主宰がそれぞれ祝辞を述べた。柳田泰山氏は「様々な縁のお陰で現在の私や泰書会がある」と述べ、特に長年柳田派との訪中交流に尽力してきた感謝の意を示し、その場で黄振海氏に対し柳田泰雲氏の作品が贈呈された。

会場の様子

　
　開幕式後、出席者たちは会場で作品を鑑賞しながら各々交流を深めていた。