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 7月31日午後、中国文化センターで「アニメ・マンガから見る戯曲の記憶 中国美術学院の挑戦」の開幕式が執り行われた。衆議院議員で外務大臣政務官の岡本三成氏、日本工芸会理事長で元文化庁長官の林田英樹氏、地域活性学会副会長で元国土交通省政策統括官の舘逸志氏、株式会社手塚プロダクション代表取締役の松谷孝征氏、日中友好会館理事長の荒井克之氏、日本中国友好協会常務理事の永田哲二氏、東京華僑総会会長の林斯福氏、日本漫画家協会の常務理事ウノ・カマキリ氏と理事の山根青鬼氏、日本動画協会専務理事・事務局長の近藤真司氏ほか多くの来場者が、猛暑日にも関わらず開幕式に駆け付けた。
 
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岡本三成氏に中国美術学院設立90周年の記念品を贈呈

 
 主催者代表挨拶で中国美術学院の常虹教授は、「中国のアニメ・マンガは、独自のスタイルを確立しようと努力している真っ只中である。本展の作品は、伝統を守りながらも視覚表現の可能性を広げようと挑戦を続ける中国美術学院の成果の現れです。中国のアニメを紹介することで、日本との芸術交流がもっと盛んになり、今後ますます発展することを期待している。また本展を通じ中国への理解も深めてほしい。」と語った。
 
 それを受け、外務大臣政務官の岡本三成氏は、「中国美術学院のこの度の挑戦展は大変興味深く、戯曲とアニメーションの融合はとても創意的だと思います。日本で中国のアニメーション作品に触れる機会はまだ多くはありません。両国のアニメ・マンガの交流が今よりも更に強固になることを期待しています。」と語った。そのほか、元文化庁長官の林田英樹氏と株式会社手塚プロダクション代表取締役の松谷孝征氏も祝辞を述べた。
 
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祝辞を述べる林田英樹氏

 
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祝辞を述べる松谷孝征氏

 
 中国美術学院は浙江省にある国立の美術大学で、同学院の映画テレビ・動画芸術学院動画学部は2005年に設立された。芸術理念を教え、実践的な指導をし、経験を積む場を提供するなど、一歩一歩着実に教育の基盤を築いてきた。本展は、同学院の教師及び学生の作品で構成され、アニメーション上映と挿絵・漫画の作品展示の2つから成っている。
 
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作品を鑑賞する観客

 
 上映するアニメーションは、浙江省政府の文化精選プロジェクトとして制作された「戯曲アニメーション百選」の一部だ。現代のアニメーションの手法で中国の伝統劇である戯曲を表現している。展示する作品は、オリジナルの絵本、漫画、挿絵である。本展を皮切りに世界巡回展を予定している。
 
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来日団と来賓ら

 
 8月2日と9日の午後、「戯曲アニメーション百選」から抜粋した24作品を上映する。毎回30名あまりの申込があり、アニメ研究者も少なくない。
 
 日本漫画家協会のウェブサイト、人民中国の雑誌、日中友好協会機関紙「日本と中国」、浙江省のニュースなどで報道された。
 
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上映作品「酔月老」

 
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上映作品「華容道」

 
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上映作品「鐘馗嫁妹」

 
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上映作品「種梨」

 

 展示は9月10日まで。


期日: 2018/07/31 〜 2018/08/10
時間: 10:30〜17:30
会場: 中国文化センター
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