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 東京に照りつける酷暑の日差しがほんの少し和らいだ7月25日午後、中国文化センターでは中日和平友好条約締結40周年を記念して「日中仏教書法展」の開幕式が執り行われた。日中文化交流協会常任委員で謙慎書道会顧問の新井光風氏、日中文化交流協会常任委員で日本書道院会長の中村雲龍氏、日中文化交流協会常任委員で全日本書道連盟事務局長の辻元大雲氏、天台宗書道連盟理事長で八王寺住職の大野宜白氏、仏教、書道関係者など約80人が出席した。主催は日本中国文化交流協会、天台宗書道連盟、寧波市仏教協会、中国文化センター。比叡山延暦寺と全日本書道連盟から後援を受けている。
 
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集合写真

 
 寧波市仏教協会会長で天童禅寺方丈の誠信氏は寧波仏教訪日団の11人をひきいて日本を訪れた。開幕式で誠信方丈は「中日両国の仏教は同じみなもとをもっている。そして書道芸術は何千年にもわたり両国の仏教界で学ばれ、発展してきた。今回の書法展では弘一大師の“華枝春満、天心月円”という言葉をテーマとして、両国の仏教関係者や書家が共同出展している。両国仏教交流と書法芸術交流をますます深めてくれると考えている」と語った。
 
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寧波市仏教協会会長・天童禅寺方丈 誠信氏

 
 また、日本中国文化交流協会の新井光風氏は展覧会の内容を次のように紹介した。「出展者は日本・中国の仏教関係者と、一部著名書家。日本から46人、中国から52人が出展、一人一幅全98幅が展示されている。この書法展は先の6月22日から26日まで中国浙江省の寧波市で催され、成功裏に閉幕した。このたびの東京展のあとは9月16日から比叡山延暦寺国宝殿で開催が予定されている」
 
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日本中国文化交流協会の新井光風氏

 
 中国文化センターの石永菁センター長は「仏教と漢字が日本に伝わり、この分野の交流は中日文化交流の歴史の中でも早い時期に始まった。長きにわたる交流により、両国の文化は近しいものになっていった。仏教と密接な関係にある書道芸術も中日両国に共通する文化である。今回の仏教書法展を開催することは大変意義深い」と語った。
 
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開幕式の様子


期日: 2018/07/24 〜 2018/07/27
時間: 10:30〜17:30(7/27 ~13:00)
会場: 中国文化センター
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