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 11月19日午後、日中書画芸術交流協会と中国文化センターの主催による展覧会「墨魂彩韻―劉赦・趙雲龍絵画芸術展」の開幕式が中国文化センターで開催された。本展は、国際的に活躍する二人の画家の作品約50点を通して、中国現代絵画の現状を広く伝え、中日文化交流を促進する趣旨のもと企画された。
 
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テープカット

 
 開幕式には、中国駐日本国大使館文化部の蘇濤一等書記官、中国駐東京観光代表処の王偉代表主任、日本前衆議院議員で国会青少年友好交流委員会会長の井脇ノブ子女史、田中ゆきえ新宿区議員、兵藤ゆうこ港区議員、黒龍江テレビ局の陳菡秋総監督、北京国中美術館の張国中館長、南京師範大学美術学院の涂蓉蓉水彩学科長と張蘊韶研究室主任、一般社団法人国際芸術家連盟の劉洪友理事長、日本全国水墨画美術協会の豊島宗天会長、日本江蘇総会の李磊会長、特定NPO法人南画院の須藤暁雲理事長、丹波市立植野記念美術館の安田英樹館長と徳原多喜雄学芸課長など、各界より計90余名が出席した。
 
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センターへ作品の贈呈

 
 式中、主催側を代表して羅玉泉センター長、陳允陸日中書画芸術交流協会会長が、来賓からは蘇濤一等書記官、安田英樹丹波市立植野記念美術館館長、劉洪友国際芸術家連盟理事長がそれぞれ祝辞を述べ、劉赦南京師範大学美術学院院長も来日アーティストを代表し挨拶を述べた。
 「東洋と西洋の文化の差はこれからどんどん小さくなる。個性を表現しなければならない私たちアーティストにとっては、より大きなチャレンジが必要だ。」劉赦院長が言うように、劉、趙両氏の作品は一見すると西洋絵画の色彩や造形が表面に見られるが、その中には中国絵画が守り抜いてきた「点・線・面」の美意識が力強く存在する。「劉、趙の両名は著名な画家であると同時に、秀でた美術教育家でもある。この二人の作品からは中国絵画界の将来の姿がうかがえる。」と劉洪友理事長がその挨拶のなかで述べるように、どれだけ東西文化の融合が進んでも、この中国絵画の精神は脈々と、力強く受け継がれていくことだろう。
 
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会場の様子

 
 本展は11月22日まで開催している。
 チラシ


期日: 2019/11/19 〜 2019/11/22
時間: 10:30〜17:30(最終日は13:00まで)
会場: 中国文化センター
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