13日午後「東洋美術学校中国水墨画科設立30周年記念―シルクロード絵画展」の開幕式が中国文化センターで開催された。今回の出展画家は、中央美術学院教授である翟欣健氏、杭州画院副院長の励国儀氏、中央美術学院教授であり寧波大学潘天寿芸術設計学院院長の徐仲偶氏、東洋美術学校中国水墨画科主任かつ中央美術学院客員教授の関乃平氏の四名である。彼らは油絵、水墨画、版画、水彩画など、異なった表現方法でもってシルクロードの風情を描いた。
出展した画家たち
四名の画家はこの絵画展のために再びシルクロードへ赴き、このシリーズ作品を創作した。彼らは最高水準の芸術家であるが、それ以外に共通の経歴も持ち合わせている。彼らはみな日本の東洋美術学校で教鞭を執った経験がある。
今年、東洋美術学校中国水墨画科は設立30周年の節目を迎える。同校は海外で初めて中国水墨画の専門課程を設立した学校であり、現在中国国外唯一の中国水墨画科のある学校である。
祝辞を述べる潘公凱氏
中国美術家協会副主席であり、中央美術学院教授の潘公凱氏は、この絵画展を祝うためにヨーロッパから駆け付けた。彼は開幕式の祝辞の中で、東洋美術学校理事長である中込三郎氏の当時の断固たる決断と関乃平教授の不断の尽力に対して、尊敬の意を表した。30年来、中国水墨画科はプロの人材を多く養成し、また中国美術界との密接な協力関係と友情をも確立したのである。
中込三郎理事長
中込三郎理事長は、東洋美術学校中国水墨画科に対する中国美術界からの多大な支援と、各学院・学校による教師陣の派遣に感謝の意を述べた。
中日両国の芸術家、学生、メディアの記者など80人余りが中国文化センターに一同に集まり、四名の先生の絵画展に出席した。絵画展は2月24日まで引き続き開催している。
期日: | 2017/02/13 〜 2017/02/24 |
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会場: | 中国文化センター |