揚州は鑑真大師が日本に渡り、中国文化を広めたことで昔からよく知られている。中日国交正常化45周年にあたり、中国文化センター、揚州市文物局、揚州市帰国華僑聨合会、揚州八怪研究院等の共同主催による「八怪新韻―中国画名家作品展」が開催され、無形文化遺産「揚州八怪」の歴史及び八怪の継承者たちによる新作を展示し、鑑真大師の故郷揚州の昔と今の文化芸術を紹介している。
開幕式
6月20日午後、展覧会の開幕式が中国文化センターで開催され、鳩山由紀夫事務所の芳賀大輔所長が鳩山元首相を代表して出席したほか、中国国民に人気の女優中野良子氏、日中協会の白西紳一郎理事長、日中文化交流協会の中野暁常務理事ら日本各界が開幕式に出席した。
中野良子氏の挨拶
揚州市帰国華僑聨合会の楊為民主席、揚州市文物局の徐国兵副局長、揚州八怪記念館の王蘇平館長、揚州八怪研究院院長で揚州華僑書画院院長の劉方明氏が揚州の画家10名余りを率いて来日し、開幕式と交流イベントに出席した。
開幕式の挨拶
「揚州八怪」は中国清代の乾隆年間に現れた揚州地区の人文画家のことで、「揚州八怪」の中の代表画家8名が「揚州八怪」と呼ばれた。揚州八怪の絵画スタイルは自由奔放で伝統を打ち破り、画法は奇抜で、明確な個性を有しており、当時落ち込んでいた中国画壇に新たな流行をもたらした。揚州八怪の芸術が後世に与えた影響は非常に大きく、今に続いている。
訪日団と中野良子氏の記念撮影
本展では中国揚州八怪研究院の画家である劉方明、王蘇平、王雪峰、許凱、鄭国定、黄三枝、倪悦、陳允陸8名の作品56点を展示し、深く研究している揚州八怪の芸術と伝統を受けて創作された新作を紹介している。
期日: | 2017/06/20 〜 2017/06/23 |
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時間: | 10:30〜17:30 |
会場: | 中国文化センター |