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 10月19日午後、中国文化センターは中国医学の大家である賀普仁の子である賀偉氏を講師として招き、「中医学シリーズ講座第三弾-経絡を通すことは未病のカギ」講座を開催し、100名余りの日本の観衆が出席した。
 
 講座開始前、センターは国医学の大家である賀普仁先生が出演した北京テレビ番組「養生堂」を放映し、観衆の中医及び賀普仁氏の針灸に対する感心を引きつけていた。
 
 賀偉氏は子供のころより父である賀普仁氏より中華伝統医学の薫陶を受けた。北京中医学院卒業後、医学留学のため日本へ渡り、現在は中医針灸診療所を開業している。賀氏は中医の日本での教育教学、発展、治療および中日両国の中医学(日本では東方医学或いは漢方と呼ばれる)の相違点と共通点を熟知しており、また日本語にも精通しているため、講座では直接観衆とコミュニケーションをとり、日本の観衆に対してより直観的且つ明解に講座内容を分かり易く伝えた。
 

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賀偉先生

 
 賀医師はまず最初に父である賀普仁先生が興した「賀氏針灸三通法」と焼き針療法について紹介した。その後、中国の中医に対する保護と伝承状況について話した。中日の「中医」理念、応用、手法等に見られる相違点と共通点、中華伝統文化の重要な構成部分である中医の哲学的思想を分かり易く紹介し、経絡の理論と経絡の流れを良くする治療や保健分野における独特な治療効果について重点的に説明した。
 
 会場の観衆は興味深く聞き入り、講師と質疑を重ね、自身が関心ある病症や中医の理論について質問し、賀医師もまた一つ一つに詳しく回答を行った。中国伝統医学の奥深さに対して日本の観衆は深く感心した様子で、会場は熱気に包まれていた。
 

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講座の様子

 
 最後に観衆は積極的に針灸及び焼き針治療の体験に参加し、国医大師の伝承者と近距離で触れ合い、中国の針灸診療の過程を見ることができるという大変貴重な体験ができ、中医講座の継続を希望していた。
 

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針を体験する様子

 
 今年の中国文化センターで開催した中医シリーズ講座は開講以来、日本の観衆の歓迎を受け、申し込みも次第に増えおり、各講座とも100名近い人が参加している。


期日: 2016/10/19 〜 2016/10/19
時間: 15:00~16:30
会場: 中国文化センター
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