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 2月12日午後、「日中アート交流展 —羽ばたく想像と創造の世界—」の開幕式が中国文化センターで行われた。
 
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出展アーティスト 左から廣開氏、浜田由美子氏、浜田和幸氏、山田ゆかり氏

 
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テープカットの様子

 
 式には輿水恵一衆議院議員、日中協会瀬野清水理事長、呉昌碩研究院呉超院長(呉昌碩曾孫)、書家井垣清明氏、水墨画家王子江氏、日本甲骨文書道研究会張大順会長、日中文化交流センター呂娟代表理事、中国孫子兵法研究会周研常務副会長、周恩来平和研究所王敏所長はじめ、中日の書画界40名ほどが出席し、琵琶の演奏が来賓たちを歓迎した。
 
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琵琶演奏

 
 羅玉泉中国文化センター長はその挨拶の中で、「新型コロナが収束に向かい始め、中日間の往来も自由に行えるようになり、最近は特に中国からのセンターでの出展申し込みが激増している。中日平和友好条約締結45周年、民間文化交流が一層活発化していくと信じている。」と述べ、また、日中協会瀬野清水理事長は「本日は生憎の雨ではあるが、山田ゆかり氏の作品『催花雨』のように、まさに春の訪れを促すような雨であり、そういった中で開幕することはとても意義深い。芸術の世界には国境はない。そういったひと時を過ごせることをうれしく思う。」とそれぞれ中日文化交流の明るい前途を祈った。
 
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羅玉泉中国文化センター長による挨拶

 
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日中協会瀬野清水理事長による挨拶

 
 次に浜田和幸氏と廣開氏がそれぞれ主催者を代表して挨拶した。浜田氏は「想像と創造、つまり相手の立場に立って考え、行動することが重要だ。特に漢字文化で結ばれている日本と中国には十分それが可能だ。心の耳を研ぎ澄ませ人々のニーズに応えてきたエジソンのように、周囲の人々や自分を見つめなおし、再発見するのが想像と創造の世界だ」と本展の主旨をユーモアたっぷりに語った。また途中、輿水恵一衆議院議員も多忙の中来場し、浜田氏の発言を踏まえ、「相手のことを考え尊重する想像力と、様々な課題を乗り越えていく創造力。それがあれば日中の友好は素晴らしいものが拓けていく」と話した。
 
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浜田和幸氏による挨拶

 
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廣開氏による挨拶

 
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輿水恵一衆議院議員による挨拶

 
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呉昌碩研究院呉超院長による挨拶

 
  テープカット後、来場者たちは再び琵琶の演奏を楽しみ、軽食をはさみながら親睦を深め合っていた。
 
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開幕式後の交流の様子

 
 本展は、日本と中国の両国で活躍する廣開氏と浜田和幸氏に焦点を当て、そして両氏との関わりが深い5名のアーティストを交えた計7名による交流展で、2023年の幕開けに相応しい、華やかな作品を楽しめる展覧会となっている。
 
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 浜田和幸氏はこれまでの著作のエッセンスを創作漢字1文字で表現、
 浜田由美子氏はアメリカのフォークアート作品、日本式の龍/ドラゴンの想像画や身近な風景画、
 山田ゆかり氏の得意とする抽象画、
 金顕芝氏は白樺が美しい水墨の風景画、
 廣開氏は富士山を題材としての日本画、
 焦廣盛氏は中国唐朝の人物を題材としての水墨画、
 故焦秉義氏は梅を題材とした水墨画を展示している。本展は2月17日まで開催される。


期日: 2023/02/13 〜 2023/02/17
時間: 10:30〜17:30(最終日は13:00まで)
会場: 中国文化センター
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