【講座名】「龍の世界」14:00~15:30
12年に1回の辰(龍)年がやってきた。その龍を感じ、龍を形づくり、龍を語り、龍を生活のリズムに組入れてきたのは、中国人である。この龍文化は、東アジアの中国・韓国(朝鮮)・日本のほか、東南アジアのベトナムやタイ国でも共有されている。龍の誕生からその変遷を、多数のスライドを映しながら語ってみたい。
【略歴】池上正治 いけがみ・しょうじ
1946年(新潟県)生まれ、東京外国語大学中国科卒業。作家・翻訳家。
著書に、『龍の世界』(2023)『気の不思議』(1991)など、
訳書に、『中国養生術の神秘』(1999)など、著訳書の総計70余冊。
【甲骨文実演】張大順 15:30~16:00
甲骨文の「龍」文字を表情豊かに表現し、新たな辰年を迎えます。
【講師プロフィール】
張大順(チョウ タイジュン)中国西安出身、学者型書家、篆刻家。篆、隷、楷、行草すべてに長け、篆刻を専門とする。古代文字、特に甲骨文および甲骨文の書道研究に尽力、甲骨文の新しい書道の理論と実践法の形成や、甲骨文の解読研究などに多大な成果を上げる。研究、教育、創作すべての方面で、海内外の甲骨文書壇に大きな影響を与えている。
約6000年前の玉製の龍(祭器)
農歴正月の龍踊り(龍灯)
龍の雨乞行事(埼玉県)