講師紹介:
潘桂芳氏は、現在、日中青少年文化芸術交流協会の理事長および全日本華人書法家協会の常務理事を務めておられます。幼少より楷書を学び、長年にわたり日中両国の青少年間における文化・芸術交流に尽力してきました。その書作品は、産経国際書法展にて産経新聞社賞、読売書法展にて秀逸賞、菱川書画展にて副大賞など、数々の賞を受賞しています。また、書道展、絵画コンテスト、伝統芸術に関する講演会など、多彩なイベントを積極的に企画・参加し、日本における中国の優れた伝統文化の普及と認知に大きく貢献しています。協会設立以来、潘氏は「芸をもって道を伝え、文化をもって人を育てる」という理念を掲げ、日中民間交流において多大な影響を与える数々のプロジェクトを実現してきました。その尽力は、日中青少年の友好を深めるのみならず、両国の民間関係の発展にも積極的な役割を果たしています。

講義内容:
楷書は「正書」や「真書」とも呼ばれ、漢代に隷書から発展した書体です。千年以上にわたり、書道の模範とされてきました。科挙の試験から現代の試験、さらにはすべての公式文書に至るまで、楷書が使用されています。これは、五千年以上にわたる中華文明の歴史の中で生み出された、他に類を見ない文化的宝物です。
楷書は、標準化された筆画と厳格な文字構造によって、正方形の文字として形成されます。その書き方では、文字の上下左右のバランスや重心構造が重視されます。
今回の講座では、楷書の文字構造について講義を行い、受講者が美しい楷書を書くためのしっかりとした基礎を築けるようにします。
時間:
2025年10月22日(水)14:00~16:00
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