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 まるで海のように広がる陝北黄土高原。1980年当時、極貧の陝北の地で人々は実り少ない耕作に励み、日常労働の傍らで女性たちは家族の無病息災と平安を祈って剪紙を剪り、ヤオトンと呼ばれる横穴式住居の窓に貼っていました。

 1980年代、中央美術学院教授・靳之林等によって見出された陝北の剪紙作家のひとりである高鳳蓮の作品が同学院に収蔵され、その後、様々な賞を受賞。2012年には国家無形文化遺産(剪紙)の継承人の称号を与えられました。
 この陝北が生んだ異色の剪紙作家・高鳳蓮(1936 ~ 2017)初期の作品のほか韓菊香、侯雪昭等の作品500 点余りを展示します。当時の陝北剪紙から、貧困という逆境に立ち向かう力強さや、美しいものを求め創り出す能力、より良いものを目指す志など、人間に備わる素晴らしい底力が感じられる作品の展示となっています。
 
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※展示の内容に関する問い合せ:日中文化交流市民サークル‘わんりぃ’
E-mail:wanli@jcom.home.ne.jp
※会場に関する問い合せ:中国文化センター
電話:03-6402-8168 / E-Mail:info@ccctok.com

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