北緯30度に近い長江流域は、世界で唯一の湿地型の農業文明の中心であり、黄河文明とともに中国文明を形成してきたと同時に、稲作の輪の交流とその拡大は、朝鮮半島、日本列島をはじめアジア広域におよび、稲作を通して密接な交流を維持してきました。
本展では稲作の起源や発展、中日の稲作文化を読み解く遺跡などを4部構成で展示し、東洋の人々の文化的象徴の要の一つとなった稲作文化を伝える展覧となっています。
そして11月9日、開幕式ならびに浙江省文物考古研究所の教授、研究員らによるミニ学術講座を開催いたしますので、皆様ぜひお誘いあわせの上ご参加ください。
13:00 開場
13:30-14:30 開幕式
プロモーションビデオ上映、来賓挨拶、「稲米之路」オンライン展正式発表、展示解説など
14:30-16:00 学術講座(浙江省文物考古研究所)
方向明 「琮とその世界」
鄭雲飛 「長江下流域の稲作農耕文明の流れ」
仲召兵 「上山文化の考古的新しい発見と進展―仙居下湯遺跡を中心に」
陳明輝 「良渚の水利と稻作」
張森 「浙江省ク州市ク江区 皇朝墩遺跡」
(展示イメージ図)