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【展覧会中止のお知らせ】
2020年2月17日から21日のあいだ予定しておりました展覧会、講演会および開幕式は、都合により中止いたします。

新型肺炎コロナウィルスの影響で、本展覧会と期間中の開幕式・講演会の開催を中止いたします。何卒ご了承いただきますようお願いいたします。
既にお申込みいただいた方にはご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。


 フランス、日本、中国台湾そして中国、それぞれの陶磁器界において「曜変天目」を得意とする五人の陶芸家たちによる陶磁器展。
 「曜変天目」は、宋代に福建省の建窯で焼かれた「建盞(けんさん)」の一様式であり、伝来品は日本の国宝に指定されています。長い歴史の中で失伝してしまった曜変天目の製造技法を復活させることは、建盞に携わる全ての人々にとっての夢であります。曜変天目復活への道は現代における建盞文化発展の道であり、美と未知に対する人類の探求の過程を象徴しています。曜変天目の製造工程はいまだ謎に包まれた部分が多いが、そのポイントとなる特徴は国内外の陶芸家の研鑽によって一つ一つ再現に至っており、各陶芸家の技術や作風の違いが曜変天目の魅力を多角的に表現してくれています。「曜変之路」をテーマした本展では、国内外の五人の陶芸家たちによる曜変天目へのアプローチと建盞研究の最新の成果が展示されています。
 
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張中欽『曜変天目の大千世界』

 
出展作者紹介:
ジャン・ジレル/Jean Girel
フランス陶芸界の巨匠。1947年フランスのサボア県生まれ。パリで視覚芸術の学位を取得。芸術文化勲章シュヴァリエ(騎士)を授与された陶芸界の大家である。生存するフランス唯一の国家級工芸美術大師(人間国宝)。
 
長江惣吉
江戸時代から続く瀬戸焼の窯元の九代目。先代より受け継いだ曜変の研究を発展させてきた日本陶磁器界の巨匠。
 
李春和
中国台湾の有名な陶芸家。陶磁器創作に40年余り従事している。天目を主に制作し、油滴研究におけて造詣が深い。作品は道家の思想を基にし、創作過程の中では個人の思いを深く慮り、自然に対する畏敬を作品の中で表現している。
 
張中欽
中国の陶芸家。十年余り研究開発に専念し、伝統原鉱の釉薬で曜変天目作品を再現した。その斑紋の結晶、コロナの変化などの細部は後世に伝える作品に一番近いとされる。全体が宇宙のように明るく、変幻自在で、神秘的な感覚を持っている。
 
黄文勇
中国の陶芸家。1981年生まれ。南平市建陽区御窯陶磁研究所の所長。建盞、唐窯青磁の技術の研究と焼成に従事している。福建省工芸美術大師、南平市レベル無形文化遺産を代表する伝承人、陶磁器工芸一級技術師。
 
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◎会場へのアクセスは、当センターのホームページをご覧ください。
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