２０世紀に入って、中国は大きな変貌を遂げて世界に注目され、絵画の分野でも活況をみせ、斬新で現代的な新しい芸術に生まれ変わりました。中国の伝統絵画の継承と同時に、日本や欧米の影響を受けながら新しい創作理念を求めることにより、現代的な絵画言語で精神を構築しながら作品を創作してきました。その代表的な画家が劉赦と趙雲龍です。
彼らは現代の中国絵画の世界で深い伝統の技と現代的な手法と融合し、伝統絵画の枠を超え、新鮮な独自の画風を作り上げました。中国のみならず国際的に活躍する彼らは、現在、中国現代絵画の代表作家として注目されています。
本展では、劉赦の水墨画と趙雲龍の水彩画作品約５０点を展示します。展覧会を通じて、現代中国絵画の多様性を感じ、中国文化芸術の理解を深めと同時に中日両国の文化交流の促進に寄与します。
劉赦（リュウ・シャ）
江蘇省美術家協会副主席、南京師範大学美術学院院長、中国美術家協会理事、国務院学位委員会美術学科評議員、中国美術家協会美術教育委員会副主任。作品を中国美術館、江蘇省美術館、深圳美術館、中国国家画院に収蔵される。
劉赦作品１
劉赦作品２
趙雲龍（チョウ・ウンリュウ）
黒龍江省美術家協会主席、ハルビン師範大学美術学院院長、中国美術家協会理事、中国美術家協会水彩画芸術委員会副主任、中国美術館展覧資格審査委員、ロシア美術学院特聘教授。作品を中国美術館、上海美術館、深圳美術館、上海博覧会中国館、黒竜江省美術館に収蔵される。
趙雲龍作品１
趙雲龍作品２