皮影戯(ピーインシー)は、中国伝統的影絵人形劇です。千年以上の歴史を持ち、2011年にユネスコの「人類無形文化遺産代表リスト」に登録されました。
唐山皮影は、中国北方皮影の代表として高く評価されています。本展では、清の時代の皮影実物と影譜、1930~40年代のレコード、そして民国以降の影巻手稿等を展示し、皮影芸術の歴史と技法の粋を紹介します。
本展の出品者の柴広義(さい こうぎ)氏は、数十年にわたり日本で皮影文化の上演と普及に尽力し、今回は自身の作品も併せて展示。現代に継承される技と思いもご覧ください。
この展覧会で、千年の光彩が織りなす伝統芸術の世界とその魅力をじっくりと味わってください。
『西遊記』の沙悟浄、唐僧、白馬、孫悟空、猪八戒
清代影譜
展示作品